「テレビ離れ」がいわれる中、テレビ局はどこも若者に見てもらおうと必死だ。そんな中、受信料確保に必死の公共放送NHKがこのたび、あろうことか、番組でグラビアアイドルの胸の弾力を強調するという、まさかの“お色気作戦”に出た。
番組は「楽ごはん」。ワンセグ独自のチャンネル「ワンセグ2」で毎週月~金曜の午後零時半~35分に放送中だが、Eテレ(教育テレビ)でも深夜に再放送中。若い世代のための料理番組という触れ込みだ。…と、ここまではよいが、11月14~18日にはグラビアアイドルの手島優さん(27)が出演。
イメージビデオさながらの水着映像を交え、95センチ(公式ホームページによる)のたわわなバストを揺らしながら、「手島優の愛がいっぱい“ぷるるん”レシピ」のタイトルで、「カニあんかけ豆腐」など日替わりで5つの「ぷるぷるっとした料理」を紹介した。
同局ホームページは「栄養士の資格を持つ料理自慢グラビアアイドル。“愛がいっぱいIカップ”のキャッチフレーズでバラエティ番組などで活躍中です!」とバストサイズをアピール。
発売中の週刊新潮でこの番組が取り上げられ、24日の定例会見でも記者から質問が。これには新山(しんやま)賢治理事も「こざかしい演出」と、あっさり問題を認めた。
新山理事は「NHKは以前はお高く止まって、取っつきにくいと言われた時期があった。
目線の低い、新しいNHKを目指そうとやっている。民放の良さを吸収しながら、新しいNHKスタイルを考えていこうというプロセス」とした上で、「最近、私のような60前のおっさんが見たら、ちょっとこざかしい演出がある気がする。『楽ごはん』のような演出は刹那的な興味は得られるかもしれないが、これがNHKの大きなインパクトになるはずがない。こざかし過ぎないかと、言い続けようと思います」と、反省の弁。
金田新(かなだ しん)専務理事・放送総局長も「知りませんでした」と困惑した様子だったが、「今回は(一線を)越えてしまった」と、ぷるるん演出が不適切であったことを認めた。
ワンセグや深夜枠でコッソリ、という狙いだったのか…せっかくのお色気サービスも、表面化で待ったがかかった格好。少なからぬ男性が「ぷるるん」に悩殺されたかもしれないが、果たしてそれで「受信料、払います」という若者が増えたのかは不明だ。(草下健夫)

