学生時代に線維筋痛症と診断されましたが、なんとか乗り越えながら医師として現役で働いています
今回の記事は予約投稿です
さて今日は
【頑張らない勇気】
ということについて。
どっかで聞いたネーミングに似ているとは思いますが、しっくりくるテーマだったので思いの丈を書きたいと思います
まず、大前提としてこのことを伝えたい相手は
頑張っている人
です。
決して自ら治癒に向けてなんの行動も起こしてない人に言っているのではありません。
全て医者任せ、薬任せで良くなる種まきを考えず、教えても実行に移されない方こそが
【頑張らなくていいと言っているじゃないか】
と物事を歪曲して受け取る傾向があると経験上感じますので
まずはじめにお伝えします。
頑張らない勇気とは、治癒に向けて治療者と二人三脚で頑張っている方に対してのことです。
悪しからず…
さて。
今の時代の教育はよくわかりませんが
それでもやっぱり『頑張ることはいいこと』という固定観念が心の何処かにあると思います。
たいていの場合、頑張ることはいいことで、決して間違いではありません。
ここでお伝えしたいのは
【頑張りすぎるのはいいこととは限らない】
ということ。
そして
【何のための頑張りなのかが大切】
だと私は思います。
例えば、試験前だからラストスパートで普段より頑張るのは期限が見えているし目的がハッキリしているので問題ありません。
でも、過去の私のように期限もなく、これと言った目的もなく
頑張ることがいいことだから、とにかく頑張るみたいな
そんな盲目的な頑張りは、元気な人のすることであって治療中の私のすることではないということ。
私が無理をしていたかといえば答えはYESともNOとも言えるかなと思います。
通期的に同じ体調ではないので、一概に言えません。
だけどもし、無理しているわけではないけど
【頑張らないと私は生きてる価値がない】
という思考が故に頑張っているのであれば、その頑張りは手放してもいい頑張りだと思います。
この思考に支配されていると、頑張ることを手放すことは自分の価値を放棄するような感覚で
非常に勇気のいることだと思います。
だから、頑張らない勇気。
だけど、大丈夫。
それは固定観念を覆し、もし自己肯定感が低いゆえの感情であるならば
自己肯定感を育て直して、頑張らない選択を出来るようになってほしいと、心からそう思います
頑張らない勇気を出したからと言ってもぬけの殻になるわけではありません。
目的を持った必要なことに対して全力で頑張ればいいと思います。
手放した最初は何にも頑張れないかもしれませんが、それは今まで頑張りすぎたからです
疲れが取れてくれば、必要な頑張りはまた出来るようになります
いま一度、頑張り過ぎを辞めてみてはいかがでしょうか