6月になり、暑いほどの毎日ですがいかがお過ごしでしょうか?
私は働き始めて4年目の春を迎えました。
そして、突然ですがタイトルにもあるように母になりました。
妊娠中、切迫流産やら切迫早産になり仕事も休みながらスタッフみんなの理解と協力のもと乗り越え
先月、無事に出産しました。
妊娠に伴い、骨盤はホルモンの影響で柔らかくなります。
仙腸関節も緩み全身のバランスが大きく変わるため、線維筋痛症を更によくするチャンスかも!と思っていました。
全身のバランス、特に骨盤に注意して妊娠生活を送っていたこともあり
周囲の人みんなが心配していた線維筋痛症の悪化はなく、むしろ安定していたように思います。
それまで頓服で飲んでいた鎮痛剤ももちろん飲めなくなりましたが、そこは気合いでスルー。
骨盤ベルトにお世話になったせいもありますが、腰痛もなくお腹の重みすら感じず元気に過ごしました。
35週まで働いて産休へ…予定日を9日過ぎての出産でした。
結構な難産でしたが、それは多分線維筋痛症とは関係なくだと思います。
産後も元気で2時間後にスタスタ歩いて助産師さんは苦笑…
骨盤もまだ緩めですがベルトなしでも問題なく過ごせるほど安定しています。
さてさて。
今年の夏で私が線維筋痛症の診断を受けてまる5年になります。
それまで日常生活が送れていたため病気と認識していなかったわけですが、一気に悪化したのが5年前です。
ブログを通して今の主治医との架け橋になってくれたヒロコさん。
もうすぐ亡くなって1年になります。
生前、ヒロコさんが何度も励ましてくれました。
『私が母親になれたんだから大丈夫。』
寝たきりから復活して結婚し母になり、数年後再び寝たきりとなり私の主治医との出会いで再び日常生活が送れるようになったヒロコさん。
その彼女の励ましが心の支えになりました。
ヒロコさんの経験が、私に自信を与えてくれました。
私も母になれる。
線維筋痛症を悪化させることなく妊娠生活を送り出産し、それがまた誰かの希望になるかもしれない。
5年前、前向きでありながらどこか自分が母親になることを諦めてかけていたことがありました。
薬もたくさん飲んでいて、身体がこんなに痛ければわが子を抱くこともできないだろう…と。
定期内服をやめて3年。ようやく身体から薬が抜けてきた実感のあった頃に妊娠。
確かに人より筋肉が硬くなりやすく、痛みが出やすい。
疲れやすく疲労感も強い。
長時間抱っこをしたりできないことあるけれど、
疲れて起き上がれず、家族の支えなしには育児はできない自分だけど
いま自分の腕の中にいる命はなによりも尊く大切です。
毎日の積み重ねで、痛くても身体を【正しく】動かし続け
体調の波があっても信じて動かしてきたから今があると思っています。
元気であっても子供ができないご夫婦もあります。
私も昨年のチョコレート嚢胞の手術が転機だったのかもしれません。
いま、こうして授かることのできた命を大切にして毎日を過ごしていきたいと思います。