太陽が燃えている

とても珍しい、卑猥さのない爽やかなラブソングです。夏になるとこの曲を必ず思い出します、夏もこの曲も同じくらい好きですので。女の子を口説くときに頭で流すととても印象よくなります、なる気がします。炭酸飲料のCMに最適。

 

 Tactics

かっこよすぎて笑いが出ます、特にSO ALIVE版。るろ剣見るときも目を輝かせていました。こういうセクシーなかっこよさを歌えるバンド、本当にいなくなりました、いるのかもしれませんがなかなか売れないのでしょう、悲し。るろ剣実写映画はこの曲使わなかったんでしょうか、調べるのがダルい程度に気になります。

 

 Chelsea Girl

実は上位に入るテンポの速さ、スピード感のある曲です。なにが実はなのか。コーラスがなんかかわいくて楽しい曲でもあります。アルバム版で聴くよりもずっとずっとライブがかっこいい。スポーツカーのCMで流れてたらおしゃれですね。

 

 追憶のマーメイド

夏っぽいラブソング、これも爽やかです。こんなキザなセリフでもしっくりきてしまう吉井さんの魅力をたっぷり味わえるイケメン専用曲です。ストレートな曲をやってもかっこいいんだから本当にずるいです。飲料や化粧水、水に関係するもののCMがハマりにハマります。

 

 月の歌

なんでしょうこの曲は。ムード歌謡っぽいとよく言われておりますが、それどころでない哀愁を漂わせる悲しい曲です。詩世界も悲壮感に満ち溢れ、打ちひしがれている男の感情が襲ってくる、抜群の破壊力を持っています。しかもこれが革新的なアルバムFOUR SEASONSに入っているというのだから味です、まったく味な真似をしてくれます。睡眠導入剤のCMに起用し、眠れない人の不安を煽りましょう。

 

 TEARS OF CHAMELEON(Mr.PAPER MOON)

ミュージカルを思わせるBunched Birthのエンディング曲です。1991年にこれを聴いた人は何を思ったでしょうか、今聴いてもビビるくらい斬新なので、さぞ驚いたことでしょう。古いか新しいかと斬新かそうでないかは非なるものだと痛感させられます。THE YELLOW MONKEYならではのゴシックさ満載の名曲です、卑猥なのになんだか綺麗なんです。最新テクノロジー系もしくは工業メーカーのCMでまったりいきましょう。

 

 DEAR FEELING

これも脳が焼きつくくらい聞き込みました。普段からイライラしがちな私の心に、この歌詞は深く深く刺さります。上のTEARS OF CHAMELEONが持つゴシック感を最新バージョンに更新したような、サイバーゴシック、なんだか壮大な雰囲気もあります。解散してーと思っているのにこんな曲を作れてしまうんだからすごいです、底の見えない感情、感性の深さです。CMよりも夜の新宿や渋谷で流れてたら嬉しいだろうなあ、と妄想しております。

 

 This Is For You

これいつも思うのですが、ゲイソングなんでしょうか。THE YELLOW MONKEYは偏愛性も平気で曲にしてしまうのでそのあたり混乱する事があります。そんな不思議な歌詞も曲の持つ雰囲気も大好きです、絶望手前の悲壮、くらいのところを表現するのが本当に上手いです。母の日のプレゼント広告に乗せて流すと怪しくていい感じです。

 

 TVのシンガー

本気の演奏で爆音のこれを聴かせれば、ヨボヨボのジイさんだって興奮して痙攣して頭を前後にふりはじめるでしょう。ぶっちぎり男らしく、不良っぽい曲です。ギターソロも圧巻のパフォーマンスです、ライブでも素晴らしいです。液晶テレビのCMで電波に皮肉をのせましょう。

 

 天国旅行

THE YELLOW MONKEYあるある。ファンではない人にこのバンドをプレゼンする際、ファンが聴かせて失敗しがちな曲。つまるところTHE YELLOW MONKEYファンとはそのような変態たちなのです。だからこそ良い、だからこそ楽しいのです。これはもう保険系CMしかないでしょう。

 

 峠

名盤8のエンディングを飾るもっとも隠れた名曲。つんざくような悲壮感で迫り、油断して聴くとつらい思いをしてしまうほどの威力が篭っています。負の感情を曲にすると、負の要素を持った良い曲が出来る、音楽とは魔法のようですね。ただの負で終わらず、音として表現できるこの才能は悲しいほどの美しさをたずさえています。これはCMソングにできませんね、ファンは見るたびに涙してしまいます。あでも復活したから大丈夫かな。

 

 DONNA

改めてこれを聴き、一点気付いた事があります。私はどうやら哀愁なき邦楽があまり好きではないようです。もちろん例外もあり明るくて好きな曲もたくさんありますが、うっとり心酔できるこのような曲がなくなったことこそが悲しいという論理です。だからバカみたいに浅いとしかいいようのない駄曲を憎みます。なくなったは言い過ぎでした、まだいっぱいいます。きっと新たなアーティストが私を心酔させてくれる事を願うのみです。ドーナツのCMで。

 

 DRASTIC HOLIDAY

EXPERIENCE MOVIEがどういったアルバムなのか、この一曲ですんなり理解させてもらえます。THE YELLOW MONKEYはコンセプトを持たせたら最強のバンドです、というか音楽をやる以上コンセプトがないわけないのですが、それを明確に表現する力が圧倒的なのです。紳士服、スーツのCMで細すぎないクラシックなセットアップを売り込んでもらいたいです。

 

 NAI

ファンに絶大な人気を誇る名曲です。幸せだけど恐いのはなぜだろう、という歌詞で胸をしめつけられた人の数は不明ですが、熱愛を経験した人ならばほぼ確実にしめつけられることでしょう。おっさんでもそう思うのですから、女性ならなおのことです。冬服のコートなんかを紹介するCMに雰囲気が合いそうです。

 

 嘆くなり我が夜のFantasy

この曲を的確に表現する言葉があります。歌詞ヤバい。これに尽きます。ファンでなければダサいと吹くでしょうが、ファンならばかっこよすぎて吹きます。いかにもなTHE YELLOW MONKEY曲ですので、甘いお酒や高級なスイーツのCMにぴったりです。あとPVもヤバい。

 

 NEW YORK CITY LOSER

最高のおバカ曲、おふざけの境地です。この曲に関しては哀愁というか、暗い要素が一切ありません。負け犬じゃん、の後にyeahときます。アホです、楽しいです。英会話教室のCMソングはこれしかありませんね。

 

 Neurotic Celebration

あまり回数を聴きこんでいない曲です。とんでもない歌詞です、今なら完全アウトですがその攻めの姿勢が大好きです。この頃のTHE YELLOW MONKEYを生で見る事ができなかったのは産まれた時代のせいですが、怒っても仕方ないので妄想で補完するしかありません。妊娠検査薬のCMにコレを。

 

 熱帯夜

曲ももちろんのこと、タイトルが大好きです。男目線だったり女目線だったり、同性愛っぽかったり性癖異常っぽかったり、色々な立場で歌うTHE YELLOW MONKEYの歌詞ですが、これはとっても男らしいです。とにかく激しく求める曲ですので、あいのりのテーマソングが良いですね。

 

 ネバーギブアップ

熱帯夜に続き男が激しく女を求める情欲の応援歌です。卑猥なのにかっこいい口説き方を心得ているんでしょうね、これもまた色男、男前限定ですが私はあえて勇気を出すためによく頭の中で再生します。熱帯夜と違うところはこの曲の場合もっと露骨にエロいです。間違えて転職エージェント系のCMに使ってしまいましょう。

 

 HEART BREAK

聴けば聴くほどすごさが理解できる、深みのある曲です。曲のはじめとおわりでも印象が違います。編曲というか、曲の作りが本当に不思議です。THE YELLOW MONKEYらしさもたっぷりなのですが、なんというか曲の盛り上がりをグラフにすると綺麗な右肩上がり45度という感じです。最高ですね、この曲に出会えたことに感謝です。結婚相談所のCMに使うべきです。

 

 Hard Rain

徹頭徹尾名曲ぞろいで脳が麻痺してきました、2,3行で抑えられなくなってきているのがその証拠です。smileに収録されている曲ですが、それまでのどのアルバムに入っていてもおかしくないほどドラマ性とストーリー性を含む、大きく切ない曲です。全国のローソンでポンタ曲のかわりにこれを流し、店内の照明を全て暗いオレンジにしましょう。

 

 花吹雪

THE YELLOW MONKEYあるある、春先みんながほっこりニコニコしている中、この曲を脳内で流しひとり渋い表情をしている。本来芽生えの喜びにあふれる曲であるべき春ソングで異色を放つ最高峰の変態曲です。ここは攻めの一手、花粉症薬のCMに起用しましょう。

 

 離れるな

熱いのにエロい、これぞ真骨頂というべき曲です。この曲における歌詞の語り部である男性は少し頭が良く悲観的な人、というイメージでキザなくせに焦燥に煽られてて大好きです。迷子の店内放送BGMとしてこれを流しましょう。

 

 PUFF PUFF

アルバムエンディングに向け、ワンクッションという感じの曲ですが私はとても好きです。ファンでなければおそらく一生耳にする事はないでしょう。いや、意外とTVで使われるかも、スタッフが大ファンだったりとかで。商店街で夕方に流すべき曲ですね。

 

 薔薇娼婦麗奈

youtubeで検索すると昔のライブ版が見れるかもしれません。当時のTHE YELLOW MONKEYが一撃で理解できる、圧倒的に濃厚な名曲です。変態性ここに極まれり、センスの塊が汗宝石札束と共に空から降り注ぎ夜も眠れぬ興奮を浴びせてきます。個人的にギターソロがトップクラスのかっこよさです。シャンプーのCMで使うに決まってます。

 

 パール

ドラムが最もかっこいい曲がこのパール。これとBRILLIANT WORLDのツートップでございます。後期アニーは本当にいい仕事しますね。ぶっとぶ疾走感とかわい気のある歌詞でスカッとさせてくれます。車かバイクのCMにふさわしいです。

 

 遥かな世界

ゴスゴスした歌詞はきっと後世のV系に影響を与えたことでしょう。THE YELLOW MONKEYを知らないバンドマンはモグリです。落ち着きたい人にまったく向かない、焦燥感がたまらない一曲です。人材派遣のCMで奴隷のケツにムチを打ちましょう。

 

 パンチドランカー

これもドラムがたまりません、アルバムPunch Drunkardはこの曲からパワフルに始まります。こういった力強い曲の中でもセクシーさを忘れない、徹底した変態性は塩素系洗剤でも脱色しきれません。スポーツジムのCMで使い、物理的に戦う女性をやる気にさせましょう。

 

 BURN

言わずと知れた超名作。ところどころ卑猥な歌詞が使われながらも愛だの恋だのは置いといて、過去との決別とかを描いているけっこう珍しい曲です。燃え盛る精神の迫力、気合いを感じ、聴いていると力が湧いてきます。そこらの安易な応援歌とはまったく違う湿度で重たい一撃をくらわされますね。火災保険のCMに使うと効果てきめんでしょう。

 

 ピリオドの雨

名曲揃い(どのアルバムもですが)のFOUR SEASONSでひときわ変わった色合いをもつピリオドの雨、ファンはこの曲を愛してやみません。濡れ場ばかりのTHE YELLOW MONKEYというドラマの中でも、直球のベッドシーンであるこの曲は別れの歌でもあり、悲しいのにロマンティックという矛盾を背負い心に染み入ってきます。フランスベッドのCMで機能性を主張しましょう。

 

 FINE FINE FINE

イントロのリズム隊がかっこよすぎます。そして雄叫びと共にはじまり、クールなセリフで終わる変態曲。この時の吉井さんの歌い方が大好きです、色っぽい高級感があります。コンタクトのCMですねこれは。

 

 

まだまだある、なんて長いんだ。

またの機会に続きができればと思います。