1月23日

前日の大雪に伴って辺り一面真っ白に染まっている
気温も一気に低下しマイナスを下回った

いやほんとくっそ寒くて辛い

雪が降り始めてからというもの
これでは拉致監禁プレイどころの話ではなく
慌て出すミストルティン
そうこうしているうちに雪はみるみる積もっていく
狼狽していたミストルティンは不意に糸が切れた人形のようにパタリと倒れてしまった

私……寒さには弱いんです……

そりゃ植物的なミストルティンですしね

なるほどなーとしみじみ納得してる場合ではなく
このままでは2人揃って雪に埋もれ樹海の養分となってしまう
いやまあそこはミストルティンと心中っていうのも魅力的ではありますけど
私には帰りを待っているであろう人らが居るのだ

ここでそう易々と倒れるわけにはいかない

最近、あっちこっち手を出しすぎて
まさにこの雪のように冷たい対応になってきた感は否めないけど
ひょっとしたら居なくなって清々してる可能性も無きにしも非ずだけど
そもそも私がみんなに会いたいのである
キャッキャウフフしたいのである

戻らねば戻らねばならん

そんな使命感の元に私は体を縛り付ける蔦を気合で引きちぎり
倒れて気を失ったミストルティンを担ぎ
雪が降りしげる樹海を歩き始めた

見渡す限りの木々に雪
見上げる空は厚い雪雲に覆われ太陽も見えない
方角もままならず樹海の出口など分かるはずもないが
ひたすらに歩き続けた
頼りのミストルティンもいくら呼びかけても意識を取り戻さない

樹海の整っていない山道
絶する寒さに体力はみるみる奪われていくが
背中に背負った温もりに励まされ歩みは止めない
どれだけ歩いただろうか

積もった雪に足を取られその場に倒れてしまった

1度倒れてしまった身体はもはや言うことを聞いてくれず
立ち上がることが出来ない

霞む視界
朦朧とする意識

ここまでか

そうして意識を手放す間際
幻聴だろうか聞きなれた声を聞いた気がした


もぅ……めんどくさいなぁ……