新型コロナウィルスも跨いで避けていく、何の役にも立たない番組

「下水道ラジオ」が「なぜかというと」に生まれ変わってから、

初めての「誕生日プレゼント譲渡会」の有様が今語られる...

 

年に3回、この新潟県央地区のラジオから
名曲「舘恭介/バースデイ・イブ」がかつては流れた日。
(大人の事情により曲は流されなかったが、古参リスナーの脳内では鳴っていたと信じたい)

それは「なぜかと」パーソナリティー2人&永遠のゲスト1人の聖なる生誕の日。
その日を祝うべく、各自それぞれ愛を込めたプレゼントを渡す日。
 

3月12日は半ズボン達の「夢先案内人」林ヒクソンがこの世に生を受けた日。
約1ヶ月遅れではあるが、それは些細な事。全く問題なし。
今回もゴクモンキとナゴヤの真摯なる愛が迸る...

状況確認&ルール説明。
3人は全員男(2人アラフォー、1人はアラフィフ)
20年近くもプレゼントを贈りあっている。
高額な商品は相手に失礼に当たるため原則贈ってはいけない。
品物は裸のまま持ち帰らなくてはいけない。
捨ててはいけない(食物などは食べてOK)

普通に、家族や恋人間でもこれだけ長きに渡って送りあう事は無いし、
送る対象が、中年、初老の男同士である気持ち悪さは格別である。

先攻はゴクモンキ。

世間に蔓延する新型コロナウィルスCOVID-19。

感染は目に入ってくる飛沫などから感染することが多いと聞く。

だてメガネでも良いから着けることで飛沫を防げるらしい。

そんな事でゴクモンキが、愛するヒクソンの為に

色んなお店(と言っているが多分1軒だけ)駆けずり回って

ようやく入手したメガネの数々。
ただし、急いでいたのでもしかしたら間違えた可能性があるとの

「言い訳」を前置きしつつ、


そのブツとは.....

 

 

まさかの......

 

 

カーブのデザインが鮮やかな

「ナナメ」こと、プラレール。

この分岐点の曲線が耳にフィットする。

初っ端から間違っているが、「メ」は合っているのでまだ許せる範囲。

 

 

 

2つ目こそは....

 

と思われたがこれは

「タガメ」 

 

ゴキブリに見えるが「タガメ」

ゴキブリと書いてあるが、あくまで「タガメ」

これも「メ」が合っているので勘弁してやろう。

 

 

 

そして3つ目が

 

おっと砂糖の

「ザラメ」

頑なに「メ」だけは間違わないゴクモンキ。

 

今度こそと思う4つ目は

 

「スルメ」

旨そうだけど残念ながら間違い。

 

 

ここでナゴヤが気付く。

「メガネ」で韻を踏むなら、せめて「メ」の文字がが最後ではなく、

最初に来る品物を選ぶべきでは?

 

そんな指摘も全く意に介さず、

続けて5つ目。

 

これは....

 

「作業現場の要(カナメ)」

ことショベルカー。

本体に描かれた「MAX」の文字が眼に眩しい。

しかし何が「MAX」なのか?

 

ここでヒクソンが気付く。

メガネをいったい何個必要だと思ったのか?

この時点で5個め。

 

さらに追い打ちをかけるように

6つ目。

 

 

「アイマスク」

ここにきてようやく目を守るものが登場。

ただし、これをつけては街中は歩けない。

なぜかというと、見えないからだ。

 

そして最後は遂に登場。

 

しかし....

 

「老眼鏡」

ここでようやく本来の意味のメガネが登場。

近くはよく見えるが遠くはボケる。

ヒクソンは「悪くない」との感想ではあるが、

しかし「なぜかというと」的には

この「悪くない」という感想はダメな部類に属す。

 

「メガネ」と言い張る7個のアイテムを胸に嗚咽が止まらないヒクソン。

 

 

 

 

そして、後攻はナゴヤ。

 

 

そのプレゼント品に、奇しくも同じコロナウィルス対策品を選んだらしい。

何より今は不足しているのが「マスク」。

しかし未だ市場には充分な数量が出回ってはいない。

そこで、マスクに代わるもの、

いや、或る意味マスク以上の役割を果たすものを選んだナゴヤ。

 

 

 

それが

 

まさかの

 

 

 

「うまい棒 めんたい味」。

そう、これを砕いて鼻の穴と口の中に一杯詰め込む事によって

フィルターの役目を果たすのは間違いない。

そして最強の駄菓子である「うまい棒」がウィルスの侵入を赦す訳が無いではないか。

また、頬張って頬を膨らませた姿は、

ハムスターやリスを思わせ、女性にモテモテ。

まさに一石二鳥

 

 

ちなみに同じものをついでにゴクモンキにもプレゼント。

安定のサラミ味

 

鼻の中と口の中の水分はごっそりと持っていかれるが、

これでウイルスが防げて女性にモテるのなら本望とばかり

早くも頬張りだしたヒクソンを誰が責められようか...

 

 

宴は終わった.....

 

 

ゴクモンキとナゴヤからの愛のこもったプレゼントを早速装備し、

口と鼻に詰め込まれたうまい棒の味を楽しみつつも、

アイマスクをつけ足元が見えないまま何度も転倒するヒクソン。

 

それを生暖かく見守るゴクモンキとナゴヤであった....