気づけばブログの続きを書かないまま明日で術後1ヶ月です。思い出して書いてみます。
以下、トルコでのお話です。
前回の記事のその後、退院時にまだついていたドレーンは数日後に病院で抜いてもらえました。
やっぱりあのブチって引っこ抜くのが怖いしちょっと痛かった・・・
術後1週間くらいで抜糸をしたら、そっちは全然痛くなかったです。スルッと抜けた。
さらに1週間くらいして、病理検査の結果が出ました。ただ、困ったことに完全じゃなかった!
上からエストロゲン受容体、プロゲステロン受容体、HER2なのですが・・・
プロゲステロン受容体が陽性、100%ということと、HER2が陰性、スコア0だったと書いてある。
けどエストロゲン受容体と恐らく他の何かの結果が欠けている。
確認したら「検査に必要な材料が切れていたため検査出来ませんでした。」とのこと。
そしてそのままにされてしまった。
この病理検査をしたのは手術を受けた病院ではなく、検査に出した別の病院。
他の病院からの患者は検査費用が高くなるのだそうで。高かった上に検査結果が欠けてしまうとは!
でも執刀してくれた先生(主治医)が相談した腫瘍学の先生によれば、腫瘍のグレードが一番低いものだった、癌の大きさが1cm以下だった、
などの現在分かっている情報から、化学療法は不要で、放射線とホルモン治療だけで良いでしょうとのことだった。
それで術後3週間ほど経過してまずホルモン療法でタモキシフェンの服用を始めた。
朝晩、10mgを一錠ずつ。今のところ副作用は自覚がないです。逆になぜだか服用前に不安定だったメンタルが楽になった。
飲み始めてしばらくは出ないものなのか、単純に気づいてないだけなのか分からない。
そしていよいよ放射線治療か・・・と思ったら!手術を受けた病院で放射線治療が受けられない・・・!?
それでまだ病院が決まっておらず、明日先生に紹介して貰ったクリニックの先生にお会いして聞いてみるところです。
例の病理検査の結果も持って、その先生の意見を聞いてみて下さい、と主治医。
緊張・・・
もしトルコで放射線治療を受けられなかった場合のことも考えて日本の病院にも問い合わせをしましたが、
やっぱり途中で国を変えるのは簡単ではなさそうです。ちゃんと拠点ごと移して引っ越しをするならきっとまた違うのかな。
なのでトルコで手術をして良かったか、日本でやった方が良かったか、と聞かれたら・・・
今後ずっと日本で暮らすと決断できるなら最初から日本でやった方が良かったかもしれないです。
ただ、私の場合は今すぐ生活拠点を変えることができないからキリのいいところまではトルコでやった方がいいと思ってます。
だから明日、クリニックの先生と頑張って話してこよう。
いつか誰かが私みたいにトルコで乳がんの手術を受けなきゃいけなくなった時のために少し病院のことを書き残しておきます。
AnkaraのTunus Cadにある私立病院です。個室でした。病院食、トルコ料理でした。朝ご飯はチーズ、オリーブ、パン、チャイ、など
トルコの一般的な朝ごはんみたいな感じでした。
居心地がすごく良かったのでこの病院で病理検査の結果が貰えて、放射線治療までできたらどんなに良かったか。
癌を知った時は焦っていたので、トータルして全部その病院でまかなえるのかとかを調べなかったことが私の反省点です。
連携が無くて、逐一自分で出向いて話をして段取りをするのは治療以外のストレスが大きいのでやっぱり大変だと感じています。
それでもトルコ人の優しさにすごく救われたお陰で、まだ頑張れる気がします。