私は、これからこの手紙に少しずつ変わってきてしまった世界を書いていこうと思う。
戦に出かけた我が息子と病に伏せっている義理の娘に。
そして後世の人々の私の意思を、考えを伝える術として。
最近、異端児と呼ばれる子供たちが増えてきた。
子どもたちが異端児として生まれてきたとしても、私はそれを受け入れるつもりだ。
異端児といっても、見た目や仕草に私たちとの大きな違いはないのだから。
それと、私にはもう一つ気になることがある。
少しずつ小さくなっている世界の面積と変わってきている動植物の生態についてだ。
きっと、汚れてきてしまった世界とともにしんかをとげただけなのだろうが、
それにしては進化が大きくそして早すぎる。
異端児が生まれるようになってきて、人も環境に適応を始めたのかもしれない。
だが動植物はその十数年から進化を進め、以前の姿など想像もできないほど変わってしまった
種もあるほどだ。
もともと、動植物のほうが環境適応能力が高かったのかもしれない。
それでも、私は早すぎると思うのだ。
私には、それを確かめる術も知識もないのだけれどこれが何か嫌な前兆ではなければいいと
そう思ってしまう。
胸騒ぎがしてならないのだ。
友人にも何度か言ってみたが、「気のせいだ」と笑われてしまった。
私は専門的な知識は持っていない。
だからこそ、少しずつ異変について考えていこうと思う。
