皆さんこんにちは。石坂ビートひさしです。


道玄坂上のカプセルホテルが休業してから

もう長いです。


あんな場所にありながら、大浴場やサウナ

までついて、安いときは1泊3千円くらい

で泊まれたので、採算合わなかったんだろ

うな?と思うことがあります。


京橋(東京の方)にあったカプセルホテル

京橋もオフィスビルになってました。

神田のカプセルホテルも休業中。

水道橋のカプセルホテル飛鳥は閉店。

京橋にもう一軒あったカプセルホテルの、

ファーストキャビンはコロナ禍初年に閉店

してしまい、シェアオフィスになってしま

いました。知人の仕事をお手伝いしたとき

に使ったビジネスエアポートが後釜に入っ

ていました。(私は新宿3丁目店でお世話

になりました)


カプセルホテルは今までのビジネスモデル

ではお客さんが来なくなったのかもしれま

せん。もちろん浜松町や湯島には従来型の

カプセルホテルが頑張っていますが、

お風呂を夜中まで炊いて、終電を逃した人

を受け入れて、と、大変だと思います。


コロナ禍でシェアオフィスが増えましたね。

個室タイプとラウンジタイプがあります。

私はラウンジタイプを使わせてもらいまし

たが、やはり便利でした。

立地がいい場所であれば、使う人はまだま

だいるのだろうなと思いました。


シェアオフィスとは少し違うかもしれませ

んが、四半世紀前にはウィークリータイプ

のオフィスも出ていました。

ワンルームマンションみたいな感じの部屋

を短期契約で借りられるものでした。

運営はウィークリーマンションをやってい

たツカサという会社でした。

私はここの社長さんが書いた本を買って、

読んだことがあります。


ただ、ウィークリーオフィスは登場するの

が四半世紀早かったのか、いつのまにかな

くなりました。ツカサ社もどうなったのか

は知りません。


衰退していったウィークリーオフィスや、

従来タイプのカプセルホテルと、

今、支持されているシェアオフィスや

カプセルホテルの違いはなんだろう?

と、考えたときに浮かんだのが、

ラウンジです。


現在、支持されているシェアオフィスや

カプセルホテルには広いラウンジがあり

ます。ソフトドリンクを無料で飲むこと

ができて、充電コンセントがあります。

テーブルがあって、事務仕事も飲食も、

打ち合わせもできます。

カプセルホテルの安心お宿は私もよく使

わせてもらいましたが、大浴場があり、

ラウンジが充実しています。

その分、料金は割高になりますが、

自分には許容範囲でした。


もっとも、京橋のファーストキャビンは

ラウンジも大浴場もあるカプセルでした

が、こちらは残念ながら閉店でした。

一概にラウンジとは言えない部分もあっ

たわけですが、あの立地で5千円で泊ま

れたのが閉店理由にあったのではないか

と思うこともあります。


世の中に求められているものは何か?

これをさぐりながら、ビジネスは進めら

れています。

終電を逃すまで仕事したりお酒飲んだり

した男たちに溢れたカプセルホテル。

そういう時代は終わったようです。

オフィスを持たなくても、打ち合わせが

できるラウンジがあるシェアオフィス。

コピーや印刷もできたりします。

大浴場やラウンジが充実したカプセル。

それでもビジネスホテルより割安です。

こういう時代になってきたのかもしれま

せん。ただ、時代はいつも移り変わるも

のなので、5年後、10年後はまた違っ

た時代になっているのでしょう。


いつの時代にも、大切なのは売れること

ではないかと思います。

前田出先生は「共感」こそが売れるため

のポイントだと言われていました。

「共感」されたものが売れて、生き残る。


私も芸人さんみたいに講義に出かけては

演じて帰ってくる人生になるとは思いま

せんでしたが、講師も売れてナンボです。

「共感」されたモノが生き残るのも同じ

です。さて、どうやって共感を得ればい

いのだろうか?このあたりは鈍いです。