思うようにコトが運ばなかったり、

全く思いと違う方向に進んでいく

ようなことが多かった。

努力不足もあるのだろう。

でも、たぶんそればかりじゃない。

運命というか、神様の啓示もある。

それらの前では我々の思いなんて

小さいものだったりする。


それでもうまく行かない日々はそ

れなりにヒマで、ヒマは人間をか

なり卑屈にさせていく。


私はヒマでヒマで仕方ない日々を

過ごしていた。そんなある日に、

歌手の鼠先輩のインタビュー記事

をネットで読む機会があった。

鼠先輩は、自分は世の中の隙間を

埋める人間であると言われていた。

王道を行くヤツではない。

顔もよくなければ何がいいわけで

もない。トシも取っている。

誰もやらないような隙間で勝負を

するしかない。

こんな感じの内容だった。


私は鼠先輩の言葉に非常に感銘を

受けた。顔も悪ければ声もわるい。

学歴もなければ、オッさんだ。

初めから王道を行くつもりは全く

なかったにしても、自分のこれか

ら行く道が開けた気がした。


講習の世界で誰もやらないような

ことをやって生き残る。

隙間を埋めて生きていく。

コーキングライフだ。

コンクリートのクラック補修なら

可とう系エポキシ樹脂ライフだ。

そんなことを思ったとき、

心がすごく軽くなっていった。


宅建登録実務講習の世界に入った

のも、隙間産業で生きていけとい

う啓示だったのかもしれない。

江口社長と12年弱一緒にやってき

た不動産媒介取引ではゴミ以下の

営業マンで社長に迷惑ばかりかけ

ていた。そんな自分だったが、あ

の時代の経験を登録実務講習では

かなり活かすことができた。

不動産競売流通協会様でもセミナ

ーに使っていただけるようになっ

た。数多い精鋭がいるにもかかわ

らず上がれることは、江口社長と

アトリウムさんの下請けをしてき

た経験があったからだと思ってい

る。江口さんには感謝しかない。


今年はマンション維持修繕技術者

試験の対策動画の収録をいただい

た。こちらも隙間な資格だ。

マンション管理業者に在籍してい

た。濃厚な10年強を過ごした。

修繕や点検、設備には直接にかか

わるようなことはなかったのだけ

ど、消防の田中さん、水道の佐藤

さん、建築設備の神田さんほか、

当時の愉快な仲間たちを思い出し

て、マンション維持修繕技術者の

試験勉強をした。

この試験対策講座の収録をするに

あたり、自分の神様に啓示を受け

たような気がした。

頑張らないとバチがあたる。

マンション管理業者時代の上席、

松原常務が言われていたことをお

もいだした。

経験がつくまでの間は知識で勝負

するしかない。

常務、今更ですが言われたことの

意味がわかりました。

現場経験はなくても、まずはこの

知識で勝負をしていきます。


明日はマンション維持修繕技術者

の動画収録最終日。

ビッシビシ頑張ってきます。

そして、コーキングライフはまだ

まだ続くというアレ。

自分がいる世界の隙間を埋める。

これが私のこれからの人生。

もうちょっと生きて行かないとい

けない。さて、行きますか。

誰も行かない未来へ♪