スイーツ&ストーリー | 乾き亭げそ太郎 オフィシャルブログ 「げそ太郎のゲソゲソ話」 Powered by Ameba

スイーツ&ストーリー

おはげそラッチョ!


今週のスイーツ&ストーリーは

薩摩川内市原田町にある【うっふ】さんの

プリン


うっふさんは出水市が本店で

出水に2店舗、川内に1店舗


出水の本店は養鶏場とお菓子屋さんをやっている

その卵を出水の本店から仕入れてお菓子を作っている

卵の黄身だけを使った商品と白身だけを使った商品がありそれが

卵プリン黄(濃厚) 卵プリン白(あっさり)


素材の味を生かしたプリン

黄身と白身以外は同じ分量と材料

黄はジャージー牛乳たっぷりで濃厚

白はあっさり味で黒蜜がかかっているので全く違う味に


うっふさんの卵プリンを食べてストーリーを作りました

スイーツ&ストーリー 本日もオープンです


27歳 男性 会社員のお話です


入社して5


営業成績は可もなく不可もなくだが

最近自信を無くしてしまった


先日入社1年目の後輩と営業に回り

俺よりも仕事をたくさん取ったからだ


後輩は話が面白く 

相手をどんどん自分の方に引き寄せていく


それに比べて

俺は何の面白みもなく、特徴もない

だからこの5年色んな人と営業に回ったが

俺よりも一緒に回った人の方が仕事をとっている

おそらく俺は営業に向いてないのだ

そうボソッとつぶやくと


「そうかなぁ?」


と妻が言った


「そうだよ。現に成績残せてないし」


「そんなことないんじゃない?」


「そんなことあるよ。

新人のサポートに回されるのが

どれだけ恥ずかしくて悔しいか

俺はさ、会社にとって

いてもいなくてもいい存在なんだよ」


「私はそう思わないけどな」


「会社はそう思ってるよ」


「ふ~ん。あ、話変わるけど

今日ね、うっふのぷりんを買ってきての」


「うっふ?」


「うん。

うっふはお店の名前なんだけど、フランス語で卵って意味」


「へぇじゃあ卵にこだわってるプリンなんだ?」


「そうなの。でね、白と黄があるから白から食べてみて」


「白と黄?」


「うん、そういうプリンなの」


「ふ~ん。じゃあ、白を頂きます」


「どう?」


「うん、美味しい、けっこうあっさりしてるね」


「じゃあ今度は黄を食べてみて」


「うん。いただきます

うわ!濃厚で美味しいね」


「このプリンは同じ材料で作られてるの」


「え?でも味が全然違うよ」


「違うのは卵の黄身を使っているか

白身を使っているかなんだって」


「そうなんだ?

俺いまさ白を食べてから黄を食べたじゃん。

それぞれ美味しいんだけど

なんか白が黄のおいしさを引き立たせた気がするんだよね」




「ねぇ、あなたもこの白ぷりんと同じなんじゃない?」


「俺が?この白ぷりん?」


「うん、一緒に営業に行く人を引き立たせてるんじゃない?」


「そんなわけないよ」


「でも、あなたと一緒に行った人が結果出してるなら

そうだと思うな。

だから会社もあなたといろんな人を組ませるんじゃない?」


「そうなのかな?」


「絶対そうだよ」


「じゃあ俺は究極の引き立たせ役になればいいのかな?」


「うん、そうしたらそれがあなたの特徴にもなるんじゃない?」


あえて自分が目立たなくてもいい

そう思うとなんだか気持ちが楽になった


「そうか。これから俺は名脇役になればいいんだな」


「うん、そうしたらいつしか大切な存在になってると思うな」


「そうだな。

よし!じゃあ名脇役になるために

明日のゴミ出しの主役は君に譲るよ」


「それはだーめ」




今年初めて引いたおみくじは小吉だった今日この頃の僕です

では、ごきげんよう