等彌(とみ)神社 【前編】
これ何かわかりますか?
答えは奈良県桜井市桜井字能登に鎮座する等彌神社(とみじんじゃ)の
敷地内から出土した土偶です。
写真のものはレプリカなんですが、本物はご神体として本殿に祀られているそうです。
この土偶のいでたち、人の形をしていますが顔は鳥のようなカラス天狗のような…
腰にはベルトみたいなのを巻いて近未来風の格好をしています。
これってもしかして・・・・宇宙人!? な~んてね
神社ではこの土偶を「ヤタガラス」と伝えられているようです。
さて、本当の所はどうなんでしょう(°∀°)b
等彌神社は鳥見山の北西麓にある式内社。
古くは「能登社」と称される。
境内一帯は古代の遺跡地で、能登谷の細い川から末期の弥生式土器や
フリント製石鏃(せきぞく)、土錘(どすい)などが出土しています。
もとは鳥見山山中に社殿があったのですが、天永3年(1112年)の山崩れに
境内は予想以上に広く、苔むした落ち着いた雰囲気の神社です。
雨上がりだったので木々や苔が濡れていて色鮮やかな緑が印象的
空気の湿った感じと静寂さがとても心地良く心落ち着きます。
お祓所
猿田彦大神社
下津尾社
上下二社に分かれていて、上津尾社・下津尾社とあります。
右 八幡社(品陀和気命)
左 春日社(天児屋根命)
下津尾社の左側 蛭子社
上津尾社へと続く参道
写真でもわかると思いますが、道の脇の苔がええ感じ(°∀°)b
ふっさふさのコケ、思わず接写
この後上津尾社に向かい、鳥見山を登りました
鳥見山(244m)は神武神話の伝承地で、
神武天皇が即位後4年、天つ神を祀ったと云われる
「霊畤(まつりのにわ)」が山頂にあります。
鳥見山の様子は次回【後編】へつづく