天石立神社と一刀石 | 日日是幸日

天石立神社と一刀石

柳生の里で有名な奈良市柳生町岩戸谷に

天石立神社(あまのいわたてじんじゃ)

という神社がある。


延喜式神名帳にも記載されている式内社で

本殿もなく巨石をご神体として崇める古代からの

祭祀の形態を残す神社です。



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駐車場から約1kmほど山を登ると石の鳥居が

見えてきます。



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鳥居をくぐり参道を進むと右側が谷になって

おり、写真ではわかりづらいのですがかなり

大きな石がごろごろと転がっています。


さらに進むと目の前に驚きの光景が・・・Σ(゚д゚;)



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前立盤(後側)と後立盤(手前)

自分と比べてみた。

ぼやけたけどかなりデカイのわかるかな!?


初めにこの岩の姿が見えた時、あまりの

大きさと自然の造形美に神々しさと恐怖心

がわきました(((゜д゜;)))


前立盤は高さ6m、幅7.3m、厚さ1.2mも

あって、全体が扉の形をしている。


伝説によると、神代の昔、高天原で手力雄命が

天岩戸を引き開けたとき、力余ってその扉が

この地に飛来し落ちたものだという。


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前立盤と後立盤の間のほぼ平行なすき間



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前伏盤(手前)ときんちゃく岩(奥)


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きんちゃく岩(高さ7m幅7m)とまた自分を比較。

この岩は昭和28年に崖から落ちてきたという。


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天石立神社は本殿はなく、この拝殿からご神体

である先ほどの4つの岩を拝む。


前立盤豊盤門戸命(とよいわかどのみこと)<天石立神社>

後立盤櫛盤門戸命(くしいわかどのみこと)<天石吸神社>

前伏盤盤戸別命(あまのいわとわけのみこと)<石立神社>

きんちゃく岩天照大御神(あまてらすおおみかみ)<日向神社>


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岩の配置


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拝殿からの景色

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拝殿から100mほど奥に行くとなにやらまた

大きな岩が見えてきました目


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一刀石(いっとうせき)


真ん中できれいに真っ二つに分かれています。


柳生新陰流の始祖 柳生宗厳(石舟斎)が

天狗を相手に剣の修行をしていて、

天狗と思って切ったのがこの岩だったと

伝えられています。

ちなみに岩面に天狗の足跡らしきものが

残っています!?にひひ




この場所にはウン十年ぶりに訪れました。

以前来た時はまだ小学生の低学年の時に遠足で

来たの覚えています。

たしか一刀石の上で弁当食べていたような

記憶がよみがえってきました・・・(;´▽`A``

なんとバチあたりな汗




この間、淡路島でもたくさんの巨石を見てきた

所なんですが、天石立神社の巨石ほど怖いと

思った事はありません。(←いい意味で)


あらためて自然に対して畏れ敬う心を

思い出させていただいたような気がします。

それと子供の頃の記憶とね・・・べーっだ!