新熊野神社の大樟(くすのき)
京都の東大路通を南へ走り智積院を越えた右手に、森のような一角が
見えてくる。いつも八坂神社へ行った帰り道に気になってた場所なんですけど、
先日ようやく立ち寄る事ができました。
ここは新熊野神社と書いて「いまくまの神社」と呼ばれる、平安時代
末期に後白河上皇によって創建された神社です。
その当時、京都の熊野信仰の中心として栄えており、「いまくまの」と
読むのは、紀州の古い熊野(昔の熊野)に対する京の新しい熊野(今の熊野)
という当時の都人の認識が由来となっています。
ご祭神は和歌山の熊野三山(熊野本宮大社 ・熊野那智大社・熊野速玉大社 )
に祀られている12神を祀っています。
【主祭神】 熊野牟須美大神(くまのむすびのおおかみ)(伊邪那美大神)
速玉之男神(はやたまのおのおおかみ)(伊邪那岐大神)
家津美御子(けつみこのおおかみ)(素盞嗚尊)
車で通り過ぎしなに見ていた時には森のように見えていたんですけど、
近くでよく見ると一本の大きな木だとわかってビックリ∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
今から約830年前、当社草創のみぎり、後白河上は紀州国の熊野から土砂、
材木などをこの地に運び、熊野になぞらえて、その新宮、即ち新熊野神社を創建
された。その折、熊野より移植、国家鎮護と万民福祉とをご誓願、お手植された
のが、現在の大樟(くすのき)である。また熊野の神々がご降臨になる
『影向の大樟(ようごうのくすのき)』といい、健康長寿、病魔退散特に上皇が
常にお腹を煩っておられたところから「お腹の神様」と信仰され、人々から
『大樟大権現(くすのきごんげん)』と尊崇されている。 <境内案内板より>
下から見上げるとその圧倒的な存在感と生命力を感じさせる大木に
衝撃を受けましたΣ(゚д゚;) なんと素晴らしい木なんやろ!
天に向かってまっすぐに伸びる太い幹、宇宙の広がりを思わせるような
無限に放射状に広がる無数の枝。800年前からこの木は静かに
成長しながらこの世を見てきはったんでしょうね。
大樟の前にいるだけで包まれるような安心感があり、時の経つのを忘れるほど
その場にたたずんでいました。
なおこの大樟は、土着の信仰では樟大権現(くすのきだいごんげん)と
呼ばれ仏教信仰では樟龍弁財天(しょうりゅうべんざいてん)と
新熊野神社
住所:京都市東山区今熊野椥ノ森町42
TEL:075-561-4892
URL:http://imakumanojinja.or.jp/index.html





