ボクのこれまでの書き込みというのは、果たして正しいことなのか否か。
ある程度は、正しいことを書いているのではないか。

神経症の治りを振り返ってみますと、

要するに重要なことというのは、神経症について正しく知るという
ことであり、その上で、その後の長い経過の中で、何かしらの改善を
得る、ということになります。

一言で言えば、神経症というのは、治そうとする病気であり、
治そうとする欲望が減退しない限りは、治らないということです。

これは単に治そうとすることを止めれば治るというものではありません。

あくまでも長い年月をかけて、徐々に治っていくもの、改善していくもの
と考えます。
ですから、ではどうすれば良いか、といったときに、
ただただ生きていくしかない、という表現に至ったと言えましょう。

治すことを止めて、治らないのは、治そうとする欲が無くならないから
でしょう。

治したい欲を無くす。そのような価値観を無くす。
そんなことは簡単には出来ませんからねえ。

そのような考え方は、森田さんとは少し異なるのかもしれません。
森田さんは、一瞬の治りを言いますが(あるいは短期間での治り)、
ボクはあくまでも、長い長い年月をかけてでしか、治りは得られないと
考えるのです。