今週も熱く語ります。

いす男と利用者さんの

間では「特別なこと」が

いろいろとあります。


いろんな方と「いろんな
特別」があるのですが、
ある方は毎月お寺から

配られる「小冊子」を

持ってきてくださいます。


その方は同級生のおばあちゃんで
以前からデイサービスを

利用してくださっています。


ここ何年かはすっかり

弱くなり、現在は要介護5で、

移動も車いすです。


耳が遠いこともあり、周りの
方とも話すことはなく、
目をつぶっていることが

多いです。


しかしその方がデイサービスに

到着される度に、遠くからでも

いす男は手を上げて合図します。


「おはようございます」という

気持ちをこめ、最高の笑顔で・・・。


するとその方も必ず手を
上げて応えてくださいます。


そんな彼女が二日前にも

3月号と書かれた小冊子を

持ってきてくださいました。


朝、いす男の顔をみるなり


「うしろ(車いすにかけられた
かばん)に本が入っとる」


小さく、かすれるような声を
搾り出すようにそう言われました。


いす男がかばんから小冊子を

取り出し


「今回もお借りします」


と言う満面の笑みを浮かべて

うなずかれます。


こんな特別な触れ合いがもう

何年も続いています。


その方にとっていす男に

小冊子を届けることが楽しみに

なっているのでしょう…。


今月もいす男はその方からお借りした

小冊子を読んでまた一つ成長します。