今回も熱く語ります。
突然ですが、イメージしてください。
あなたは飛行機に乗って海外旅行中
です。
突然その飛行機が墜落し、どこだか
わからないジャングルに墜落しました。
生存者はあなただけ、見たこともない
場所でたった一人です。
すると森の中から見知らぬ原住民が
3人現れました。
彼らは髪はもじゃもじゃで赤く染められ、
顔は見たことのないペインティングが施され、
耳や首、腕、指にはジャラジャラ光物が
ついています。
服装も派手な色の布が巻かれています。
よく見ると手には何か武器のようなものを
持っています。
彼らは無表情で近づき、小さな声で原住民
の言葉で早口でしゃべり、あなたを囲みました。
逃げようと思いましたが、事故でケガをしたのか
足が動きません。
彼らは見たこともない乗り物にあなたを載せて、
知らない場所に連れて行きました。
すると突然、あなたの服を脱がそうとしました・・・。
いす男が以前研修で聞いた話を少し、
アレンジしました。勘がいい人ならば、
これが何の「例え」なのかわかると思います。
極端な話ですが、これは「認知症」の方が
デイサービスに来たときの気持ちをイメージ
するものです。
認知症の方にとっていつも来ているはずのデイは
見知らぬジャングルであり、職員は原住民です。
誰も知らない場所でたった一人、きっと不安で
仕方がないと思います。
先週の身だしなみの話ではありませんが、
若者のファッションは原住民の民俗衣装くらい
かけ離れたものなのかもしれません。
髪型や髪の色、アクセサリー・・・。
言葉使いや声の大きさ、笑顔・・・。
車椅子が見知らぬ乗り物に見えたり、
その方の忘れていった杖が、原住民の武器に
見えたり・・・。
いす男はこの話をはじめて聞いたとき、
目からうろこがこぼれました・・・。
そして思いました。
始めて見る原住民でもニコニコして大きな声で
優しく接すれば、きっと心が伝わるのではないか。
だからいつも「いい原住民いたい」と考えて
います。