朝のカフェオレを飲みながら

録画してたドラマを観てた時





登場人物が言ったセリフ







「良い子に育ちましたね」











ぶわっと

涙が溢れたあせる笑い泣き











『言われたかったな』 









そのために

頑張ってきたんだ









あたしと

お母さん

お父さん

お兄ちゃん

おじいちゃん

おばあちゃん



6人家族で

おじいちゃんとおばあちゃんは

お母さんの両親だから





お父さんは居場所が無さそう

仲間はずれ


に見えた。









小学校3年生の冬休み


風邪をこじらせたお母さんが

急性肝炎と診断され

即入院



そこから3~4年

入退院を繰り返したり
自宅療養で理容室は閉めたまま


お父さんと離婚










お母さんが入院中

あたし4年生の時


朝起きたら

家に誰も居なかった



人の気配のしない家



心筋梗塞?

脳血栓?

忘れちゃったけど

夜中に救急搬送された






大家族しか知らなかったあたしに

味わったことのない

一人ぼっちの空気感









鍵っ子に憧れてたから

家に一人でのびのびできる♪って

大人には言ってた


間違いじゃないけど



本当は仲間にいれてほしかった

家族の一員として

なにか役割がほしかった






淋しかった

不安だった

誰かにそばにいて欲しかった

大丈夫って言ってほしかった











お父さんは

朝早くから夜遅くまで仕事


お兄ちゃんは中学で部活


おばあちゃんは

おじいちゃんのお世話で病院







それでも

一歩家から出たら


ちゃんとしてる小学生

頼れるガキ大将


気は優しくて力持ち


そんな人になりたかったから

家の事は誰にも知られたくなかった





あたしが

淋しい思いをしてるなんて

誰にも気づかれないように










「良い子」って言われたくて

病院のお母さんにまで

あたしの「良い噂が届くように」








お父さんに「よくやった」って言われたくて

お父さんが仲間はずれにされないように





兄弟たちの学費や生活のために働いてきた

おじいちゃんのために






『良い子に育ちましたね』って

言われるような孫にならなければ







色んな過去の出来事から


何とか家族が仲良くなれるように


家族の一員としての役割が果たせるように


気を使って先回りして


みんなが気持ちよく過ごせるために



あたしが頑張らなきゃって

勝手に思ってきた









『良い子に育ちましたね』って

言ってほしかったな








この言葉が欲しくて

頑張ってきたって思ってて


今、

自分の人生を歩いてこなかったって

感じてる



全部人の為にやって来たって思って

人のせいにした








でも

思った結果にはならなかったけど

やって来たことは

人のためとは言え

自分がしてきたこと


今日の

今の自分のためになってるハズだ~








これからは



自分のために

自分が思う


『良い子に育つ』事にしよ~爆笑

注意今年48歳になります(笑)