先週日曜日、アマ竜王戦C級に出ました。1月に県最強者戦で優勝して以来の大会です。一度優勝しましたが2回までは同じクラスで参戦できると言うことで、ここでまた優勝すればB級昇級確定になりますので、力を存分に発揮したいところですが参加するのはほとんど小学生。顔なじみの子たちからは「この間優勝したんだからB級行かないと!」なんて言われ、かなり警戒されてるなと思いました。更には隣町の例会でいつもやられている方も参戦され、苦労は目に見えていましたので、まずは勝ち越しに賭けようと思いました。第1局は久しぶりに会った女の子。中学生時代は部活で忙しく、高校合格して3年ぶりに復帰してきたとか。わたしが後手になり、三間飛車対四間飛車の相振りに。序盤〜中盤までは私が相手陣に切り込み、良いところまで行きましたが、攻めが続かず逆転負け。幸先悪いスタートになりました。第2局は隣町の支部所属の小学生の男子。お兄さんはA級で県内屈指の囲碁将棋部強豪校の中等部にいるので、普段から沢山教えてもらっているんだろうと思われる程読みが鋭い子で、隣町の例会で駒落ちの下手を持つと負かされました。しかし今は平手。わたしは三間飛車、相手は棒銀でやや急戦に近い形でした。急戦は玉の守りが薄くなるため、その隙をついて終盤仕留める事ができました。スタートが悪かっただけに1勝できたのは気持ちも切り換わり、落ち着きが出てくるものです。第3局は中学生か高校生位の男子学生で、私が後手三間飛車、相手は引き角に棒銀とちょっと攻め立てが難しい形で守りを固めながら相手の出方を見ながらと言った感じで指していました。相手の角が働いていないこと、守り方がやや不十分なところをついて攻め立て、端に逃げたところを角で王手かけたのを相手が見逃し、私が相手玉を取ったのを見てゲームセット。2勝目をとりました。昼食を挟んで午後の第4局でいよいよ隣町の例会でいつもやられている方にぶつかりました。それでもやるしかないといつものように自分スタイルで指していきました。相三間飛車となり、中盤で飛車角交換に。途中、相手がわたしの角の利きに入っているところに金駒を打ってきたのがターニングポイント。角成して馬ができ、駒をタダで頂いたのが大きく、それからは私が攻めを繋いでいく事ができました。終盤、わたしの玉も危うくなりましたが、2枚の馬が攻防に利いてくれ、相手の攻めが無くなり、相手玉が詰みに入ったところで相手の方が「おめでとう。」と一言言って下さったことでわたしの勝ちが確定。大きな3勝目を挙げ、勝ち越し確定になりました。最終局はここまで勝ちっぱなしの小学生の男子。ここで勝てばスイス式トーナメント制のポイント次第で入賞が見えてきますが、わたしが駒を渡しすぎると言う大きなミスで自滅してしまい、負けに。結局3勝2敗で3位までには入れませんでした。最強者戦の時は人数が少なく、あっという間に勝ち越した感がありましたが、竜王戦は人数が多く、その中で安定した強さで指せなければ上に行っても厳しいだろうと思いました。今月のアマ名人戦でも自分スタイルを貫き、安定した強さを求めて指せるようにしたいと思います。