2/3で3週間の実習が終わりました。
こんなに大変だとは予想もしていませんでした。
患者さんとの、コミュニケーションを図る実習だと思っていましたが、3週間、一人の戦力として、看護業務をさせられました。
勤務は早番(6:00~14:00)と、遅番(13:30~21:30)で、30分のリーダーさんからの申し送りを聞いたあと、すぐ業務に取り掛かります。
最初1週間はその日の業務を覚えるため、毎回「次は何をしたらいいですか?」と聞いていましたが、2週目からは、自分のメモをみながら、自主的に動くように努力しました。
早番は6時から、申し送りを受けて、6:40頃から検温に全員の部屋を回り始めます。看護師2人と、私と3人です。基本、私は、血圧、体温、脈拍を測定し、必要な人には、体重測定と、血糖測定を行います。そのあと、離床できる人は全員のシーツを綺麗に整えます。
2週目から、インフルエンザや、MRSAなどの感染症の患者が増え、中には自力で動けない人がいるので、その部屋には最後に入り、看護師と一緒に全身清拭から、寝衣交換全て行います。
8:00頃から、朝食を配膳し、そのあとは、看護師全員で朝食に入ります。
9:00頃から、下膳をした後、入院患者のアナムネを取ったリ、心臓カテーテルの検査準備をしたり、吸入を詰めて投与します。落ち着いていると10時ころから暇になり、物品の補充や、掃除をしたりしました。
私が感じたのは、ドイツの看護師は、患者のベッドサイドに行ってかかわることをしません。日本では、患者のベッドサイドに行かなければ情報を得られないと教わってきました。なので、疑問を感じました。ナースコールがなっても、みんなゆっくりと対応します。私は日本でもナースコールがなると、急いで患者の元へ行っていたので、何度か走ったら、「走らない!!」と注意されました。
遅番は、13:30から30分間申し送りを受けて、14時からコーヒー、紅茶を配って部屋回りをします。それから、心臓カテーテルから戻ってきた人の血圧測定をし、ガーゼの汚染確認、尿器の準備(6時間、絶対安静、その後6時間後に歩行可能となるので)をして、カルテに記録をします。私に記録を書かせました。日本で学生が、カルテに記録を書くことは絶対ありません。私のやっていることは、ドイツの看護師と同じ扱いでした。
夕飯の下膳が終わると、19時頃から夜の検温と、必要な人には、インスリン投与と、抗凝固財の皮下注射を行います。それも私が、一度看護師の手技をみて、次からは一人でやらされました。日本では、インスリンを打つときは、皮膚をつまんでいましたが、ドイツでは皮膚をひっぱるとか、ちょっとですが違いますね。
3週目は毎日早番だったので、私は4時起きでした。まだ寒いドイツ、朝の5:20に家を出て歩いて行きますが、気温が-7度の日もあり、寒くて辛かったです。
3週目になると、優しかった看護師も、私に対し、早口で話し、「すみません、わかりません」と言うと、イライラして、「もう、いい!!」と怒られました。どこどこへこれを持ってってと言われても、場所もわからないし、聞き返したら、もういいと・・・・
インフルエンザ患者が蔓延し、看護師も3人病欠になり、みんなイライラしていました。なので、私が、タラタラ仕事をしてると、「まだ、終わってないの?早くして!」と。私はちゃんと、患者確認、投与量など、何度も何度も確認して間違いがないようにやってました。それもドイツ語で、患者さんの名前も間違いやすいので。事故を起こしては、患者さんにとっても、私にとっても大変な事になります。でも、ここの看護師は、まだ実習段階で、ドイツ語もろくに話せない外国人にどんどん仕事を任せてやらせてしまう。
こんな対応に、私は不安と恐ろしさを感じました。
一応、次の4か月の実習(Anerkennungspraktikum)には、進んでもいいと言われましたが、もし次へ進むと、内科系200時間、外科系200時間、救急・外来部門160時間をクリアして、最後は口頭試験があります。でも、次の実習でも、同じように早口のドイツ語で説明され、どんどん一人で医療行為をさせられていくことを考えたら、このまま進むのは危険だと思いました。ここまで半年以上かかり、ドイツで日本人初の看護師ビザを習得することに一生懸命やってきました。友人にもサポートしてもらいながら、労力、体力、お金もかかりましたが、残念ながら、ここで諦めて、日本に帰国することにしました。病院にもお断りしたら、「なぜ次に進まないんだ、働いてほしい」と言われましたが、悩んだ結果の結論を伝えました。
ドイツの看護師不足も深刻です。こんな私でも看護師に欲しいと思うくらいですから。
でも、今回3週間で学んだ実習は、かけがえのない貴重な体験でした。
これからは、日本でドイツと関わりながら看護師としての知識を生かしていこうと思います。
残念ながらドイツで看護師にはなれなかったので、このブログはここで終了します。
また、日本で新たな事を始められたら、ブログを再開しようと思います。
今まで読んで頂いた方、ありがとうございました。