ブログにご訪問いただきましてありがとうございます。
皆様変わりありませんか?
調理師・製菓衛生師、横浜市青葉区でお菓子教室をしています中島裕子です。
先日はとても楽しみにしていた講習会に参加しました。
そのレポをお届けします。
フランスからMOFのローラン・ル・ダニエルシェフをお招きして、5品じっくりと教えていただきました。
MOF(Meilleur Ouvrier de France) とは、フランス国家最優秀章のことで、フランス文化の最も優れた継承者にふさわしい高度な技術を持つ職人に授与される称号です。
そして、トリコロール衿のコックコートを着用することが許されているのです。
またとない機会に、集中して聞き入りました。
まず、1品目はクール・ド・ブルターニュ(Coeur de Bretagne)です。
ブルターニュの心という意味の店で一番人気のお菓子だそうです。
土台にはダッコワーズノワゼット、塩バターキャラメル、クレームブリュレ、チョコレートムースの4つのパーツにグラサージュをかけたアントルメです。
美味しいとしか表現ができません。
シェフの店舗は日本には残念ながらまだありません。ブルターニュ地方のレンヌに数店舗あるそうです。
こちらは、形を変えて小さく仕上げた物です。
仕上がりが美しいです。
パイナップル入りのマカロンです。
5品のうちどれも美味しかったのですが、選ぶとしたらこれが一番美味しかったし、好みのお味でした。
甘すぎるマカロンがあまり得意ではないのですが、こちらは、フレッシュなパイナップルの細切りとパイナップルのムースが入っていて、こんな美味しいマカロンがあるのね~と驚きのお味でした。
こちらは、タルト・シブースト(Tarte Chiboust)です。
シブーストはシェフが子供の頃から大好きなお菓子だそうです。
ですが、フランスのパティスリーでは、なかなかみることがなくなった菓子なのだそうです。
作るのが難しいわりに日持ちがしないのだそうです。
タルト台(パートシュクレ)の中にはアーモンドクリームが入り、シブーストクリームの中には、ラズベリー(フランボワーズ)が入ります。
こちらも美味しく頂きました。
こちらは、ガトー・ブルトン(Gateau bretons)です。
バターをたっぷり使ったサクサクのサブレで、2,3日たってからの方がなじんで美味しいくなるのだそうです。
塩の加減が丁度よいです。
卵液を塗った後にフォークで模様をつけるのが特徴です。
シェフの作業をみていて思ったことは、、早い、美しい、無駄がない、丁寧な仕事で、台の上もいつもきれい、長時間の作業だったのにコックコートが少しも汚れていなかったことに驚きました。
そして、あれだけの物をほとんど一人で仕上げていらしたのが印象的でした。
アシスタントの方に残りをお願いすることは、なかったです。
とても勉強になった忘れられない講習会でした。
フランスのレンヌのパティスリーにいつか行ってみたいな。
そして、日本にも店舗ができたらよいな~と思いました。
バレンタインデーシーズンの高島屋のアムールデュショコラに出店されていたので来年チェックしてみようと思います。
シェフの奥様(日本人)が後方で、見守っているのが印象的でした。
そして、主催者様、通訳の方にも感謝せずにはいられません。