目標設定で犯す大きな間違い(本田健) | “縄文の蘇り”&”ろくでもない世界”との決別

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第二ステップ:弥生以降の常識の破壊(大陸思想の廃棄)
第三ステップ:奥底に眠っている縄文人DNAの起動

-* 「言葉」は心をつくり、人を生かす *-

 


本田健氏は、有名な代表作

『ユダヤ人大富豪の教え』で

 

豊かで幸せな成功者に

なるための秘訣を書いています。

 

たとえば、

 

『君が世の中に対して与えた

サービスの量と質が、

そのまま君の受け取る

報酬額に等しくなる。

 

道路の掃除をする者は、

それに見合うお金をもらう。

 

スターは多くの人を喜ばせているので、

巨額の報酬を得る。』

 

 

『スターと呼ばれている人たちや、

事業で成功している人たちは、

その仕事をやめるのが難しいくらい、

自分の仕事を愛している。

 

自分のやっていることにワクワクして、

今度は何ができるだろうかと

考えている。

 

言ってみれば、与えることばかり

考えていると言えるだろう。

 

だから、彼らはますます

お金持ちになっている』

 

 

成功の秘密のエッセンスと思われる

素晴らしい言葉ですね。

 

 

今日取り上げるのは、

私が特に重要視している

目標設定についての言葉です。

 

 

『目標を設定するときに、

人は大きな間違いを犯す。

 

多くの人はつまらない目標を立てる。

自分がすべきだと思うことを目標にする。

 

人間はすべきことをやれるほど、

意志が強くできていない。

 

それを考えただけで

ワクワクするような目標でなければ、

うまくいかないのだ。』

 

(~本田健著 大和書房刊

 『ユダヤ人大富豪の教え』より~)

 

 

私の会社員生活30年の

ほとんどを営業職で過ごしました。

 

営業マンには各自に

毎年売上目標が決められます。

 

会社全体でも売上目標を立てます。

 

途中から、この売上目標に違和感を

覚えはじめました。

やる気が出ません。

 

売上高や利益額という数字は

結果です。

 

経済情勢や業界の趨勢、

お客様の状況によって変化します。

 

自分ではなく、他者の係数が介在する

売上というのは、目標とするには

向いていないと思います。

 

また、楽しみな数字というよりも、

越えなくてはいけない数字ということで、

心理的な威圧感を与えます。

「つまらない目標」です。

 

百害あって一利なしとも思いました。

 

年ごとには、「何をするか」だけを

目標にすえればいい。

 

売上目標を前面に置いてしまうと、

本来やるべき、「何をするか」

がぼやけてしまいます。

 

結果はあとからついてくるものなのに、

結果に先に目が行ってしまうと

足元がおろそかになる恐れがあります。

 

やろうと決めたことができたかどうか、

それを振り返るときに、判定指標として

売上の数字がどうだったかを

参考として見る。

 

これでいいと思うのです。

 

 

目標は、もっと遠い先の

「会社としてこうありたい」

という理想の姿を立てたらいい。

 

そこに売上高などの数字が

入るのは問題ないでしょう。

 

全社員がそれを見て

「ワクワクするような目標」

を共有できれば

 

会社はひとつにまとまり、

もの凄いエネルギーを発揮します。

 

経営者の一番の仕事は、そういう

「ワクワクするような目標」

を立てることではないでしょうか。

 

そんな目標が立てられたら、

それで経営者の仕事の

半分は終わったと言える

 

と思います。

 

残念ながら、代表取締役だけの

会社で従業員がいないので、

その醍醐味を味わうことは

今はできませんが。