素晴らしい人に出会ったとき、
その人を全肯定するのはいい。
すべてを受け入れ、
すべてを模倣し、
その人と同一化し、
師匠として師事するのはいい。
でも、
「価値あるものが、自分の中ではなく、
自分の外にある」という意識・認識・想念
を持っていると、
「個人崇拝」に堕する可能性がある。
「神」のごとく崇め、
御利益を期待し、
依存し、
その人を「信仰」してしまう。
そうなると、
その人に従属してしまい、
受け取ることばかり考え、
離れられなくなってしまう。
主体はあくまでも自分であり、
自分を高めるために
その人をすべて受け入れる。
本質的には、
その人と自分とは対等であり、
自分はその人の道具ではない。
自分が判断の基準になっている
ことを明確にしておくことが大事です。