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geraniummのブログ

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昨日の訪問先で、知的障害を抱える利用者から私の髪を引っ張られ頭部を左右に振り回されるという事態が起こってしまいました。

その彼とは訪問看護開始して8ヶ月経ちます。
これまでにも何人もの職員や利用者にも攻撃していましたが、私に直撃したのは今回が初めてでした。

彼は自分のルーティンから外れると、衝動的に他害行為に至る習性があります。

毎週月曜日にヤクルトさんが定期購入商品を届けに来ているのですが、今回来た際にお金を払おうと思ったけれど、ヤクルトさんが既に帰ってしまった後だったので払おうにも払えなかった状況でした。

いつもは母親が支払いをしていますが、時々本人も自分の財布から小銭を持ち出し支払いのお手伝いをしていました。

普段は自分も小銭(端数)を支払う事で、母親を助けているという役割を果たしているのかもしれません。

また昨日に限って私の訪問時に両親が買い物から帰宅しておらず不在だった事と、ヤクルトさんもいつもより早く訪問した事等が重なってしまい、本人がこの現状を上手く適応出来なかった事が大きな一因となりました。

更に、私が退室する間際に母親に連絡しましたが、そんな日に限って母親は携帯電話を自宅に置き忘れるといったありとあらゆる不運が重なった日でもありました。

そんな不運の重なりが彼の衝動行動を誘発し、帰り際に私が「ヤクルトさん、また次来た時にお金払おうね」と言った直後の直撃でした。

もう、こればかりは不意打ちでした。
髪を掴まれた瞬間、私自身ひとつの覚悟を決めました。「彼の心理状況に向き合う」と。

髪を掴まれた時、私は上半身の力を抜きました。5秒程で「痛いよ痛いよ」と声を出し彼の手首を掴むと、彼は自分で手を離しました。

私は自分の顔を上げ、3秒程彼の表情を見つめ
「本当にマジ痛かったよ!!」と伝えましたが彼は呆然と立ったままでした。

更に、「本当に痛かったんだから謝って」と言っても彼は呆然としたままで、「ごめんなさいは?」と言うとようやく「ごめんなさい」と言ってくれました。

彼は衝動行動を起こした後しばらく経つと自責の念が現れ不穏になる傾向があるので、それを回避する為その場で解決(決着)しなければと思い、「頭を撫で撫でして」と伝え彼の手を私の頭部に持って行くと、彼は自分の意思で私の頭を撫でてくれました。

そして、「もうこんな事したらダメやね」と言い、自室へ戻り本人の気持ちを落ち着かせて彼の自宅を離れました。

その後、今回の一連の状況を上司や短期入所施設職員に報告し、翌日の日帰り旅行に備えて頂きました。

今回の出来事を通して私の魂とも向き合い内観した結果、私自身がとてつもない「恐怖」を覚えていた事に気が付きました。

人は誰だって暴力は痛いし、辛いし、悲しいし、悔しい思いを味わうと思います。

しかし、この「恐怖」から逃げてしまっては相手との真の関係性は築けません。

彼の視点で考えた結果、私自身は彼の衝動行動を受け入れる覚悟を決めて向き合い、現場では彼を中心に対応しましたが、実は自分自身との戦いでもありました。

その時私自身、看護師としてではなく1人の人間として彼に向き合いました。

その結果、彼がどう受け止めたのかは明確ではないけれど、私自身は自分の魂に素直に向き合う事ができました。

①彼には自分の衝動行動を反省し相手に謝る事とその結果相手も許してくれたという一連のプロセスと成功体験を獲得してもらうこと。

②私の肉体的精神的に傷ついた痛みを詫びて欲しい気持ちと、私自身恐怖に直面し全身全霊で彼に向き合い戦った勇気と根性を容認して欲しい気持ちを相手に素直に伝えること。

そして、その恐怖と向き合う作業は自分1人では決して到達出来ない事を今回の出来事で悟りました。

それこそ、私と彼とのプレー(戦い)です。
この恐怖を乗り越えないと信頼関係は築けません。

もし、今回の恐怖を乗り越えられなかったなら彼とは猜疑心で覆われ、それもまた彼にダイレクトに伝わったことでしょう。

こうして、自分自身に素直に生きること。
今回のような凄まじい出来事も自分自身の潜在意識のすり替え(上書き)作業のひとつなのですから。

とにかく、今回の出来事に向き合い乗り越えられた事に自画自賛です。

周囲の方々も私の身体を心配してくれました。
本当に有難い限りです。ありがとうございます☺

こうしてひとつひとつの出来事からも成長や進化を成し遂げ愛情と幸せに満ち溢れる世界になりますように☺

また、次回以降もご愛読くださいませ☺