秋桜~ACのあなたが自分を好きになるために[番外編] | ちいさなアロマサロン*ゼラニウムガーデン*

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オーナーセラピストのいそむらゆうこ です。








地元、大宮花の丘公園です。

コスモスにはまだ少し早いかな…
と思いながら
行ってみました。




咲き始めています♪



まだ一部咲き…
ぐらいでしょうか。


子どもの頃から大好きだった
コスモスの花です。








小さな女の子が
コスモスの向こうを
楽しそうに駆けていました。


お母さんが
女の子を見失わないように
後ろからゆっくり走って
ついて行きます。



 * * * * * *

私が幼い頃、
母と私も、
傍目からは
仲の良い親子に
見えていたのかも知れません。




3歳のある日のこと。
私は兄のおさがりの
ちょっと錆びてガタガタになった
緑色の三輪車に乗って
一人で公園に遊びに行きました。
(※当時、母は、自分が忙しいときは
3歳の私を一人で公園に行かせていました。
当時は、3歳で一人で公園に行くのは
今ほど無謀なこととしては
捉えられていなかったように思います)



公園には
私の古い三輪車をいつも
からかいの対象にしていた
二人組の男の子が
来ていました。

その日も
男の子たちは
「女のくせに緑の三輪車に乗ってる~」
「その三輪車、ボロボロじゃん!」と
私にちょっかいを出し始めました。

言い返したり、無視したりしながら
遊具で遊んでいるうちに
男の子たちは、私の三輪車を
どこかに隠してしまったのです。

しばらく探したものの見つからず
私は三輪車を探すのをあきらめ、
とぼとぼと家に帰りました。
母の機嫌を気にしながら…。


間の悪いことに
その日、母は
とても機嫌が悪かった。


母「三輪車はどうしたの?」

……

私「公園でいつも意地悪されてる男の子たちに
とられちゃった」

母「なんで取られたまま帰ってくるの!
取り返して来なさい!!」

私は外に放りだされた。




仕方なく公園に戻ると
男の子たちはもういない。


公園でいつも合うけど
よくは知らない男の子。
でも多分あの家の子だろうという
見当だけはついていた。

仕方がないので、
その家に向かって
とぼとぼと歩きだした。

その家に行ったところで
男の子がいるかどうかは
分からない。
本当にその家の子かどうかも
分からない。
男の子の名前さえ知らない。

男の子がいなくて
他の家族の人が出てきたら
今日の出来事をどう説明したらいいのか
分からない。
本当にその家の子かどうかも
分からないのに…。


でもこのまま家に帰っても
あんなに機嫌の悪い母に
取りつく島がないのは分かっている。


三輪車を取り返さないと
私は家に帰ることが出来ない…

絶望的な気分だった。



その家に到着すると
家の前に
その子のお母さんかもしれない
女の人がいた。

女の人は黙って立っている私を
怪訝な表情でみながら
黙って立っていたが、
少しすると家に入ってしまった。

しばらくしてまた
女の人が出て来たけれど
私に声をかけてはくれない。
ただ怪訝そうに私を見ている。


3歳の子が
この状況を言葉で説明するのは
無理だった。


どうしよう…

もしかしたら
私が今泣いたら
この人は
何か声をかけてくれるかもしれない…

そう思った私は
大げさに大きな声を出して
泣いて見せた。


ところが、ウソ泣きを始めたら
本当に悲しくて悲しくて
涙が止まらなくなってしまった。


どうしよう…
こんなに泣いちゃったら
もし声をかけてくれても
私は何もしゃべれないな…


そう思ったところで
記憶は途切れた…。





気づい時は
自分の家に寝かされていた。
傍には誰もいない。

ひとりで起き出して
外を眺めると
なんだか見慣れた風景が
いつもと違うように感じた。
何が違うのかよく分からないけど
距離感がなんだか違う気がする。
そして、
霧に隔てられた向こうに
風景があるような
不思議な感覚だった。


…人生初の
大きなトラウマ体験だった。


記憶を失った私の心は
誰にも助けてもらえず
その後もずっと
ひとりで歩き続けていたのだと思う。
家に帰りたい…と心の中で泣きながら。




普段の
なんということのない日常では
母は私と
仲良し親子でいることを望んだ。

幼い私はもちろん
母と仲良し親子でいたかった。

でも、いざ、私が窮地に立たされると
3歳のあの日と同じように
いつもあっけなく突き放された。
「あんたが悪い」
「あんたがしっかりしてないせいだ」
と言われて。

また、母と意見が食い違う時は
「あんたはわがままばかり言ってる」と
突き放された。



そんな風に
母と仲良くしたり
突き放されたり
反抗したりしながら
私は10歳になった。

その年ごろの女の子は
大人びてきて、
母親に対して
少し辛辣なことを
言い始めたりする。
それは成長過程として
普通に通る道なのだけど…

私のちょっとした言葉に
いらだった母の反論が
日に日に激しくなっていった。
母の結論はいつも
「ゆうこはわがままだ」だった。

私は、いらいらしながらも
自分の感情を抑えて
母の反論を、
少し引いたところから聞くことが
徐々にできるようになっていった。

そしてある日、確信してしまった。

「わがままなのは私じゃなくて
母の方だ。」
「母と毎日続くこの言い争いを
止めるためには
私が母より先におとなになるしかない」

10歳の決断だった。

そして、それは
親子の立場が逆転してしまうという
誤った決断だった。

あの時はやむを得なかったのだけれど…






それからは本当に
母に甘えようとは思わなかった。

母の言い分を受け入れ
母を傷つけないように
母を怒らせないように…


もう子どもじゃないんだから…

自分にそう言い聞かせていた
(のだと思う)。




思春期は
母親に甘えたり、
ぶつかったり
許されたり許したりしながら
おとなになって行くのが
自然であり、また必要な
成長の過程なのだということは
おとなになってから気づいた。

私はその過程を通らず
おとなの皮を
かぶってしまったんだ。

だから
一見大人びた少女になっていたけど
心は段階を踏んだ成長が
できなかったんだよね。




親子の立場の逆転と
それによる影響を
徐々に理解できるようになるまでに
ずいぶん時間がかかってしまいました。



今でも
しっかり者の皮は
なかなか手放せないけど、
それでもちょっとずつ
緩められるように
なって来たと思います。


ある日何気なく歌った
『秋桜』
(山口百恵さんが歌っていました)


 こんな小春日和の
 穏やかな日は
 もう少しあなたの
 子どもでいさせてください


このラストの歌詞が
心の中にストンと入った日、
意地っ張りの
私のインナーチャイルドが
やっと、私自身に
心を許してくれたような
気がしたのでした。



「ACのあなたが自分を好きになるために」
シリーズの番外編、
私事を長々と書いてしまいました…(^^ゞ



ACからの回復を目指す時
書くことはとても大きな
力になります。

書くときは
過去の感情だけに浸らずに
古い映画を見ているように
自分の状況を説明し、
そこに思考や感情を
細やかに表現してみると良いですよ。

そして、
幼い頃の自分に
今の自分が
どんな言葉をかけてあげたら
その子の助けになるのかを
考えてみて下さいね。



最後に
私が歌う『秋桜』を
もしよろしかったら
聴いていって下さいませ!(^^ゞ

(動画は『秋桜』のラスト部分1分です。
ちょっとミスってるところありです…^^ゞ)








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