クソブラック特養に転職して1ヶ月くらい経った頃


毎日のように

遅い

早くして

間に合わない

出来てない

と罵倒されながらお仕事をしていたド新人介護士のわたしさん。


試用期間、と言う名の奴隷…

研修期間中でもあったので

「わたしさんOJTファイル」と言うものに

トレーナーに就いた先輩が

わたしがどれだけ出来が悪いかを

事細かに記載していました。


そんな中


業務が終わって「指導タイム」という名のサンドバッグ中

「指導」という名前で

毎日タイムカードを切った後に

1〜2時間行われていた先輩からの説教を

「はい」「はいすみません」「はい気をつけます」

とだけ言いながら聞き続ける状態


「介護の仕事バカにしてるでしょ?」


「チンタラやってたら誰かがやってくれると思ってるでしょ?」


「知的障害あるでしょ?え、ないの?うそー」


「甘えるのもいい加減にして」


「人の命かかってるんだよ?」


「みんなの足を引っ張って何とも思わないの?」


「わたしさんみたいなのがいると周りに迷惑なんだよね」


等と毎日罵倒される中

決して気が長い方ではないわたしさんも

徐々にヘイトが溜まってくるわけです。


「わたしさんさぁ、ここの職場向いてないんじゃない?」


そう言われた瞬間に

「そうかもしれないですねw」

と思わず笑って口から言葉が出てしまいました。


罵倒していた先輩が思わずキョトンとするくらい

自分でもびっくりするくらい低くて通る声でそう言った後に

先輩(わたしより背が低い)を見下ろしていると


「もういい!帰って!話してもムダ!!!」


とOJTファイルをテーブルに叩きつけられました。

なので


「お疲れ様でしたーありがとうございましたー!」

「わーい今日はバスに間に合うかもー♪」


とわざとルンルンで言い捨てて帰ってきました。



そして次の日には

「わたしさんが「自分はこの仕事に向いてない」と言ってた」

「やる気がない」「成長しようとする気がない」

という噂がフロア中に広まり


色々な先輩から何をするにも一番先に

「この仕事に向いてないかもしれないけどさぁ」

と顔を見る度に嫌味を言われるようになりました。


わたし自身は「この仕事に向いてない」なんて一言も言っておらず

先輩から「この職場に向いてない」と言われたので

「そうかもしれないですね」と言っただけなのですが。


この日を境に


「この仕事が向いてないんじゃなくて、この職場が向いてないのでは?」


「もしかして辞めて他の職場にしても良いのでは?」


と思えるようになりました。


バスには間に合いませんでした\(^o^)/