ブラック特養に転職してしまった

ド新人介護士のわたしさん。


今回は

シフトとは?


転職した特養は

早番 7:00-16:00

日勤 8:00-17:00(派遣、パートさん)

遅番 12:00-21:00

夜勤 21:00-7:00

という時間帯での契約でした。


日勤は派遣さんが入り

早番、遅番、夜勤を正社員(スタッフ)で回す職場でした。

わたしはまだ試用期間なので夜勤には入れず

早番と遅番のシフト、と聞かされていました。


そして、これがまた「え???」と

腑に落ちない部分だったのですが

主婦や家庭を持っているスタッフは皆、早番を希望していて

発言権のないド新人のわたしは、早番に入る事はほぼありませんでした。



1週間のうち、例えば

(月) 公休

(火) 遅

(水) 早

(木) 遅

(金) 遅

(土) 遅

(日) 遅

(月) 公休

の鬼のようなシフトが組まれている事が当たり前でした。


2週間に1日、極稀にぽんと入れられる早番。

仕事の流れが全然掴めなくて、何度もメモを見返しながら業務を進めましたが

やはりわからない事だらけでした。


例えば

朝はパンしか食べない入居者さんがいる中で

マーガリンの塗り方、パンのちぎり方

介助皿への入れ方、それぞれ細かく指定がありました。


先輩は「教えたよね?」と睨むだけで再び教えてはくれず

メモを取りまとめたものを見ようとすると

「はぁ…」「チッ…」っとため息をつかれ舌打ちをされ

メモをしまって迷いながら業務を進めると、後ろから先輩の深いため息が聞こえ

「もういい。そんなんじゃ間に合わない」と言われ

「○さん(認知症で近くに人がいないと不安定になる)の相手してて」

と押し退けられる状態でした。



一番困ったのが、シフトの変更が多い事でした。


たった2ヶ月しかいなかった職場でしたが

遅番と言われていた日がいつの間にか早番に変わっている上に

当の本人のわたしさんにはそれが知らされていない、なんて事が日常茶飯事でした。


手元にあるシフトには「休み」と書いてあるから

せめて今日は「遅い早くして」怒鳴られずに済む…と

自宅で死んだカナブンのように床に転がってHPを回復されている時に

「なんで来ないの?!」

と朝イチで電話がかかってくる事もあったり


逆に朝イチで出勤すると

「ハァ??なんで来たの?今日は遅番に変わったでしょ?」

「え、わたしさん休みになってるけどなんで出勤してきたの?」

とプークスクスされるなんて事が多々ありました。


いくら新人イジメが横行していると言っても

「シフト変更になったよ」って教えるくらいはバチあたらないじゃん

なんだこいつら…💢と脳内で何度か殴り○して自分を治めました。


結局、2ヶ月のうち早番は3日しかやらず

あとはずっと遅番で

21:00に勤務が終わった後

「指導タイム」と言う名のサンドバッグになり

終バスがないので自宅まで徒歩で帰り帰宅は0時頃。

シフトなんて無いに等しい職場でした。


川沿いの辺境地にあるクソブラック特養だったので

帰り道、お天気の良い日は星がとてもキレイでした。

季節も夏だったので、汗だくにはなるけれど

歩く事自体はそんなに苦ではありませんでした。