ここのところ、数件のリペア依頼を頂いて忙しく・・・。
ブログが三日坊主になるところでした。
このギター、ネックブロック部に梁状の補強があり、ネック起き防止の効果があると
思われます。
ヤマキギターの初期型にも、同じ仕様があり年代物であることは間違いない。
で、症状ですが・・・。
アチァ~、数ヶ所トップブレースが剥がれていました
。
他には、高すぎる弦高、ローポジションフレットの減り、フレット浮き、ネック順ぞり等々。
まあ、ボチボチやりましょう。
まず、ブレーシングから・・・。
タイトボンドを割れとブレースの浮きにナイフで入れて、クランプやジャッキを駆使して固着をまちます。
翌日、トップをタッピング・・・OK!です
。
次に、フレット浮きの修理ですね。
最終フレットから5本とも浮きがあります。
慎重にフレットを抜きます。
5本とも無事外れました。フレットタングも現在一般に使われているものとは
違います。
そして、フレットの打直しです。(写真がなくてすみません(;^_^A。)
この作業、かなりコツがいります。「こうやれば
」って解ったときはうれしかったなぁ。
次はフレットの減りを専用のファイル(やすり)で修正していきます。
#320紙やすりから#0~#0000スチールウールでフレットを磨くとピカピカです
六角L字レンチが入らないので、改造だ。
やっと、回せました。
サドル溝の位置がトンチンカンなので、ロンサドを埋木して・・・。
ノミで荒削りだい。
新しく、正しい溝を切るための冶具とルーターをセット!(大掛かりです。)
サドルを作ってます。
・・・と、いろいろやりまして完成です。
出来上がったモラレスW160は合板にもかかわらず、乾ききって、立ち上がりの良い
音となりました。
今では、ほとんど見なくなった0フレット仕様のジャパンビンテージはその年月を経てストロークのまとまり、単音のサスティーンも上々で新品には無い鳴りで、まだまだ現役でいけます
。














