スピードスケートのバンクーバー五輪日本代表選考会が28日、長野・エムウェーブで開幕し、女子五百メートルで38歳の岡崎朋美選手が、五輪出場を確実にした。岡崎は、日本女子最多の冬季五輪5大会連続出場となる。

37歳にして自己ベストを更新。飽くなき向上心の賜だ。

 '07-'08年シーズンの後半戦はコンディションが整わずに代表から外されていたが、やがて何事もなかったかのように代表に復帰。昨季は後半戦に入ってさらに調子を上げ、今年3月7日のワールドカップ最終戦ソルトレークシティ大会では、4年ぶりに自己ベストを0秒07更新した。37秒66のタイムは、昨季の日本選手ランキング1位だった。

 37歳での自己ベスト更新は見事の一言に尽きる。どこが改善されたのか。

「カーブでのスケーティングと、膝を低くして滑るフォーム、その2点です。トリノではカーブで失敗したので、そこはどうしても克服したい。私の場合、子供のころの悪い癖がそのまま残っていて、カーブはいまだに正しいフォームで滑れていない。小学生の上手な子より下手なくらいです。まだ取り組んでいる最中ですけど、自己ベストを出した3月のレースで、20年目にしてやっと『これかな?』という感触がつかめました。もう一つ、膝の位置を低くするフォーム改造にも取り組んでいて、こちらも完成しつつあります。体勢が低いとお尻の筋肉をすごく使うので、この夏はお尻が3㎝も大きくなりました(笑)」

「人生に悔いなし」と言い切れる勢いと根性で滑りたい。

 岡崎は、「バンクーバーオリンピックでは『人生に悔いなし』と言い切れるくらいの勢いと根性で皆様を引き込みたいと思います」と決意を述べている。

「すごいでしょ(笑)。ただ、今のところスケートに関しては悔いがないんです。」

 スピードスケートは過酷な競技である。シーズン中はレースのために国内外を転戦し、シーズンオフも毎日のように厳しい練習で身体をいじめ抜く。いまだに立ち向かえる原動力を聞いたところ、あっけらかんと答えた。

「確かにトレーニングはものすごくつらいんですけど、根本的に体を動かすことが好きなんでしょうね。それに、ミスをしないでちゃんと滑れたときのレースは、必ず結果が出るんですよ。いい滑りができれば今の年齢でも自己ベストが出るので、やめられない。やめる理由が見つからないんです(笑)」

狙うは“五度目の正直”。トリノのリベンジなるか?

 同世代が次々と引退していく中、ともに滑るのは若い選手が多くなり、時には親子ほど年齢が離れた選手と戦うこともある。昨季の前半戦は遠縁にあたる高山梨沙(駒大苫小牧高1年)と一緒に海外を転戦した。

「若い子と一緒にやるのはうれしいです。いい選手がどんどん出てきてもらわないと、スケート界も終わってしまいますからね。疲れ知らずでガンガンいってくれないと困る。私も一緒に彼女たちとがんばろうという気持ちです。年が上だからといって、恥ずかしいことは何もありません。

 ただ、私にもやらなきゃいけないことがまだまだある。狙った大会では遠慮なくポンと前に行きますよ。そう簡単には負けません。バンクーバーではトリノのリベンジをしないといけないですからね」

 38歳にして岡崎の向上心は衰えることなく、さらに進化を続けていた。狙うは“五度目の正直”。バンクーバーでは集大成の滑りを見せて、是非自分自信にリベンジして欲しい。

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