夏休み | シジンの日記

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夏休みの思い出、などと曖昧なテーマではなんとも絞ることができない。

ただ、小さいころ、世界は大きくて夏休みは長かった。
一か月半の夏休みは永遠に続くように感じられた。

朝。
フクロウ型の僕はなかなか目覚めない。
日が昇って部屋が耐えられないほど暑くなると目が覚める。
それでもまだ9時前だ。
エアコンなんて、まだまだ各家には普及していなかった。
もちろん、学校にエアコンなんて存在しない。
だから、この夏の電力不足と称するプロパガンダで何故学校のエアコンを止めないのかよくわからない。

閑話休題。

午前中、僕はプールへ行く。
塾へ通っている子供はまだまだ少なかったけれど、午前中のプールは空いていた。
当然、午後帆の方が暑いから、みんな暑い時間帯を狙っていたのかもしれない。
あるいは先生に指導されたように、朝の涼しいうちにきちんと勉強をしていたのかもしれない。
僕が受けたのは詰め込み教育と呼ばれたもので、兎に角いろいろなことを覚えさせられた。
でも、そのおかげで今は不自由がない。
算数も古典も理科も、とりあえず一通りの知識はある。
ゆとり教育は、子供の知る機会を奪う悪しき制度だった。
と言うのは置いておいて、午前中、僕はプールで泳いだ。
プールにいるのは三人ほど。
わずかな人数で学校のプールを占拠して存分に泳ぎまくった。
25mプールをひたすら泳いで往復する。
最後に水から上がるとプールサイドに立ち上がることができなくなっていた。

冷えた、疲れた体で家に帰り、昼食を獲り、庭の虫などを観察して午後を過ごす。
時々午睡をする。
だるい。
暑い。
午後の日差しは強く、世界は真っ白に焼けている。
暑さにアブラ蝉でさえ鳴き声を忘れている。

白かった空が、突然暗くなる。
どこからもなく涼しい風が吹いてきて、ゴロゴロと雷鳴の響きが聞こえてくる。

ポツリ。
乾いた砂に黒く、丸い模様ができる。

夕立。
世界は一気に水しぶきの中に沈む。

僕は雨音を聞きながら、涼風を受けて夕飯まで本を読む。
あたりには蚊取り線香の煙が漂っている。
台所では威勢の良い包丁の音が聞こえる。

今日の晩御飯は何だろう?

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