日本列島にはまだ自粛ムードが漂っていると言う。
正確には自粛と呼ぶべきではないだろう。
みんながお祭り騒ぎをする気分ではないのだと思う。
東日本大震災。
あれだけの酷い災害に遭遇すれば、たとえ実際に震災に合わなかったとしてもそれが身近で起きてしまえば、
人の気分は萎える。
ばか騒ぎをする気分ではなくなる。
そういったものだと思う。
誰も自粛しているつもりはないだろう。
だから、この列島を呑み込んでいる沈んだ気分を、これではダメだ、などと言ったところでどうにもならない。
みんなの気分が高揚するような何かを行わなくてはいけないのだと思う。
ただ、被災地以外でも続いた大規模な停電と、その後も長引いた計画停電が列島の気分を大きく萎えさせてしまった。
停電があると何もできない。
夜の停電では外套も信号も消えてしまうから本当に真っ暗になって何もできない。
キャンプで経験する予定された真っ暗な時間とは違う。
自分ではどうにもならない真っ暗な時間、空間。
光があることに慣れてしまった人にとって、全く何も見えない暗闇はとても恐ろしい。
その暗闇が周期的にやってくるのでは気分を盛り上げるには時間がかかる。
さらに計画停電は対象地域の工場の操業を止めてしまった。
定期的に停電があるようでは工場は止まってしまう。
真っ暗夜がやってくる上に仕事がない。
暗い気分の上に部屋まで暗いのだから、やる気は失せる。
しばらくはじっとしているしかなかった。
それはしかたがない。
誰だってそうだと思う。
でも、いつまでもみんながじっとしていては何も変わらない。
布団に包まっていては復興は進まない。
そろそろ活動を始めないと。
政府による震災対策には心のケアが抜けていると思います。
口で、ああしろこうしろ、と言うだけではダメなんですよね。
特に言葉に角のある人が、自粛をやめよう、なんて言っても逆効果です。
何言ってるんだ、あのバカ、と言うことになる。
カリスマ性のある誰かが旗を大きく振ってみんなの気分を盛り上げないと。
それがリーダー。
この状況でも誰かさんのように政局と自己保身のことばかり考えていてはダメです。(もちろんリーダーの器ではないですけれど)
きちんと行動すれば政局なんて後からついてくる。
少しくらい間違っていても、勢いがあればミスをカヴァーしてくれる。
走れるだけ走り続ければいい。
そうすればみんなついてくる。
それができている人が全くいない、ということは、きっと正しいことができている人がいないからなんでしょう。
とても残念なことですが。
できれば江戸の町を明暦の大火から復興せしめた、人々を守るために幕府の蓄財を放出して焼失した江戸城の天守閣の再建をしなかった、保科正之のようなきちんとしhた政治家、立派なリーダーに御登場願いたいです。
元気があれば何でもできる。((C)高橋是清 アントニオ猪木)
これからの日本に必要なのは元気だと思います。
被災地を襲った昨日の大きな余震は、復興に向けて盛り上がっていた気分に水を差してしまったかもしれない。
でも、もう復興への動きを止めることはできないでしょう。
日本人は強い。
特に東北の方々は粘り強い。
だから大丈夫。
東京では春風が吹き始めた。
能天気な、多くの人が何も考えずに楽しむことのできるエンターテイメント小説でも書こうかしらん。
そんな気分です。
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シジン