1983年初版だから28年前に発行された本。
消化中の積読ではなくて、最近買いました。2010年版。
「ルパン三世 カリオストロの城」に関する本です。
クラシックです。
でも、まだ普通に手に入ります。
巻末に宮崎駿氏の文章とインタビューが載っています。
宮崎駿、若い。
文章もインタビューの受け答えもよい意味で若いです。
その中に、物語の作り方、と言うような言及があるのですがとても参考になりました。
正義と絶対悪との対立。
その中でこそ冒険活劇は生きてくる。
だから善悪の構図を丁寧に作ることが大切だということ。
確かに冒険活劇のカリオストロもラピュタも善悪の構図がはっきりしている。
ナウシカはちょっとぐちゃぐちゃしている。
そういう点で時代劇なんかは構図が作りやすいかもしれない。
「七人の侍」も構図ははっきりしている。(ちょっと違うところもあるけれど)
リメイクの「荒野の七人」ではその構図がよりはっきりする。
鬼平犯科帳でも絶対正義の長谷川平蔵がいる。
雲霧仁左衛門では善悪が反対になるけれど、仁左衛門を応援する。
つまり、正義と悪との対立、というよりも、見る人が思い入れを持てるキャラクター、状況をどのように作るかと言うことが大切なのだと思う。
それには物語の構成やテンポ、映像やら文体やら、これらを総合的に有効に使わないといけない。
とても参考になりました。
でも、難しいです。
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シジン
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