先ずはブラック・コーヒーを飲んで朝風呂に浸かり体温を上げ、60分セットして臨んだが回転数が上がらない。140~150ワット程度でのらりくらり5分過ぎたが一向に調子が上がらない。まあこんな日もある。

後半160ワットを維持できるようになったが前半の不調が響き45分で507キロカロリー消費だけとなった。

朝練のお供はギレリスのシアトルリサイタルからワルトシュタインなど。

1970年だったか、昔のフェスティバルホールでのリサイタルは強烈な印象がいまだに消えていない。プロコフィエフの8番ソナタは聴き慣れたリヒテルのそれよりさらに強烈だった。そしてアンコールの最後にバッハ・ジロティの前奏曲ロ短調(原曲:ホ短調 BWV.855a)も心に響く演奏であった。

このリサイタルも最後はこの曲で締め括られている。やはりギレリスもわたしにとって忘れられない演奏家の一人だ。