Grenache blanc B

グルナッシュ・ブラン、フランス語のグルナッシュの発音は Forvo のサイトからこちら をお聞き下さい。blanc ですが「ブラン」と云うより「ブロン」のように聞こえます。こちら を聞いてみて下さい。

フランスではこの名称で通用しますが実はスペイン原産なのでスペイン語名 GARNACHA BLANCA ガルナッチャブランカ が正式名称となっています。

VIVC のサイトはこちら ですが

Original pedigree  GARNACHA TINTA MUTATION

とあるようにガルナッチャ・ティンタの突然変異であるとしています。

ではガルナッチャ・ティンタとは・・・近日中にアップする予定ですのでしばらくお待ち下さい。

画像は元祖フランス葡萄品種のサイトからこちら を開くとグルナッシュ・ノワール、グルナッシュ・ブラン両方の葡萄の房をご覧頂けると同時に画像にカーソルを合わせるとグルナッシュ・グリ、グルナッシュ・ロゼの画像もご覧頂けます。

また新フランス葡萄品種のサイトからこちら にも画像があります。こちらではそのオリジンの記述は

Cette variété correspond à la mutation blanche du Grenache N et se rencontrait au départ surtout dans les provinces de Barcelone et Tarragone en Espagne.

つまりこの品種はグルナッシュ・ノワールの白色化突然変異に相当し、スペインのバルセロナやその南西約100km ほどのタラゴナで最初に発見されたとしています。

フランス農学研究所のサイトは詳細情報 をご覧頂くとやはりその起源として

Origine :
Ce cépage correspond à la forme blanche du Grenache N.

即ちこの品種はグルナッシュ・ノワールの白色形に相当するとのこと。ということは「突然変異」であるはず。

各サイトに共通するのはグルナッシュ・ブランはグルナッシュ・ノワールの白色化突然変異種であるとのこと。

さてこの品種はローヌやプロヴァンスそしてラングドック・ルシヨンではメジャーな品種ですので南フランス一帯で植えられていると云っても過言ではないはず。ですがグルナッシュ・ブラン 100% で造られるワインは IGP では結構数多く造られているものの、AOC ワインでは殆ど見掛けません。

特例がありました! こちら をご覧下さい。

アペラシヨン・シャトーヌフ・デュ・パープでモノ・セパージュがあるのです。Château de Vaudieu la cuvée du Belvédère 2007 がそのグルナッシュ・ブラン100% で造られた白ワインです。

シャトーヌフ・デュ・パープの葡萄品種規定は拙ブログで何度も取り上げていますが、赤・白での(葡萄品種の)区別はありませんし、割合規定なども一切ありません。ですから何の品種をどれだけ使っても全く問題ないと云うことです。

AOC Côtes du Rhone にも 100% Grenache Blanc の白ワインがありました。こちら をご覧下さいませ。最近の流行りなのでしょうか、モノ・セパージュのコート・デュ・ローヌ・ブラン? 

新フランス葡萄品種のサイト からこの品種の栽培状況を見ると 2011年現在フランス全土で 5,128ha 栽培されています。栽培面積で申し上げるとほぼ同じ、ちょっと多めに栽培されているのは Viognier ヴィオニエで 5,419ha 。Vermentino ヴェルメンティーノはグルナッシュ・ブランよりかなり少なめの 4,297ha 。

最近のヴィオニエの伸びは凄まじいものがあります。昔は稀少品種と持て囃されたのですが、今はごく当たり前の品種であり、この品種のワインを高い価格で買う必要は全くなくなったと云うことです。