次にトゥールよりは東、県で云うとアンドル・エ・ロワール県内の Aire géographique de la dénomination Amboise デノミナシヨン・トゥーレーヌ・アンボワーズを見ましょう。

名前の由来はもちろん有名なアンボワーズ城 ですがアンボワーズ城では残念ながらワインは造られていないはず。

トゥーレーヌ・アンボワーズはいずれもスティルワインの白・ロゼ・赤があり発泡性ワインはありません。同じ地図 ですが2の枠内

Indre-et-Loire (37)県 : ロワール川左岸の Amboise アンボワーズ, Chargé シャルジェ, Mosnes モヌ, Saint-Règle サン・レグル

ロワール川右岸の Cangey カンジェ, Limeray リムレ, Montreuil-en-Touraine モントルイユ・アン・トゥーレーヌ, Nazelles-Négron ナゼル・ネグロン, Pocé-sur-Cisse ポセ・シュール・シス, Saint-Ouen-les-Vignes サン・トゥーアン・レ・ヴィーニュ の各コミューンがその範囲です。

ちなみに一番西よりのナゼル・ネグロンから東のモヌまでの距離は車で走って20分程度、直線距離なら11km程です。ですからアンボワーズ城周辺と呼べる範囲であろうと思われます。

さてトゥーレーヌ・アンボワーズの白ワイン は通例辛口となっていますが

Les vins blancs sont élégants, secs, demi-secs, exceptionnellement moelleux suivant le millesime.

の記載があるようにヴィンテージによっては半甘口、甘口も造られるとのこと。

ロゼはこちら 、赤はこちら に詳細があります。

葡萄品種の規定は白の場合シュナン・ブランに限られ、ロゼと赤は同じで

Vins rouges et rosés : cabernet franc N, cabernet-sauvignon N, cot N et gamay N

カベルネ・フランとカベソー、コットガメイ・ノワール 、割合についての規定は存在しないみたいなので・・・ でも下流に当たるトゥーレーヌ・アゼ・ル・リド・ロゼがグロロー・ノワール主体であるのに対してグロロー・ノワールは一切含まれていません。品種から窺えるのはかなりドライなロゼなのでしょう。

デノミナシヨン・トゥーレーヌ・アンボワーズの 60% は赤ワインで、こちら の記載があるように「Cuvée François Premier キュヴェ・フランソワ・1世」を伴う物は3品種、カベルネ、コットそしてガメイ・ノワールがそれぞれ1/3ずつで造られたブレンドワイン。恐らくこれが売りなのでしょうね。

ちなみにトゥーレーヌ・アンボワーズを名乗るワインですが、ロゼは 30%、白ワインは10% 程度です。