ワインの裏側表側シャトー・オルム・ド・ペズの2007年アペラシオンはサンテステーフ。

シャトーはクリュ・ブルジョワのはずですがラベルにその表示はありません。

で、シャトーの名前ですがいつの間にか定冠詞の「les」が省略されてしまいました。

慣れ親しんだレ・ゾルム・ド・ペズの方が良いと思うのですけど何か理由があったのでしょうか。

生産者のサイトを確認したいと思います。

サイトはこちら なのですが、現在構築中とのことで詳しいことは分かりません。

生産者は著名なジャン・ミッシェル・カーズ氏とエチケットの一番下に明記してあります。

ならばその主たるシャトーのサイト を見てみましょう。ブログ もやっているみたいですね。

で、捜し物のオルム・ド・ペズ は見つかりましたがその詳細については書かれていません。

別に大した理由はないのかも知れません。

さてエチケットは昔からずっと続いていたものとは全く異なるデザインに変更されています。

イラストをよくご覧下さい、動物が中に描かれているのが分かりますか?


ワインの裏側表側

エチケットのイラストですが中に何と6羽の小鳥が描かれています。


さて開けてみましょう。


キャップシールのトップはラベルと同じデザインで小鳥も居ます。材質は錫で気品があります。


コルクは格付けのあるグラン・ヴァンに使われる物と同じ長さ50mmの天然上質コルク。2007年というヴィンテージなので色付きはこの程度でしょうね。


コルクを抜くと慣れ親しんだ香りにホッとします。


グラスに注ぐと艶のある赤色、まだ紫色も残っています。全く泡立ちはありませんのでもう既に飲み頃という可能性が高い。


香りは質の良い新樽から来るバニラ香に葡萄のアロマが心地よいバランスでまとまっています。


口に含むと程良い酸が新鮮です。


酸が綺麗というか、要するに美味しい。甘酸のバランスは丁度良い塩梅で若いワインが好きな人には既に飲み頃と云っても差し支えないかも知れません。


格付けのシャトーは正直申し上げて異常な価格になりつつあります。


クリュ・ブルジョワクラスで美味しい物があるので賢くワインを選びたいと思います。


お薦め!