ワインの裏側表側
先日のシャトー・フェリエールのキャップシールのトップ、最初見たときは「フェイク・ボトルか?」と思ったのですが、よくよく見ると錫箔のキャップシールに透明のカバーという二重構造になっていました。

普通我が国に輸出されるワインはこんなキャップシールで送られてくることはありません。

これには理由があります。

シャトー・フェリエールは輸出用としてオーダーを受け錫箔のキャップシールを被せて箱詰めしたはず。

それが何らかの理由でキャンセルとなり、ボルドーのネゴシアンに引き取られたと考えるのが一般的。

ですがこんなケースもあります。

一旦輸出したものの返品されフランス国内に戻り、新たに国内流通用として納税済みのキャップシールを被せる必要が生じたと考えなければならないかも知れません。