ボトルは垂直に立てているのですがラベルの貼り方が歪んでいるのでこうなるのです。
シャトーヌフ・デュ・パープの赤ワイン、生産者はシャトー・フォルティア、コミューン・シャトーヌフ・デュ・パープに醸造所を持つル・ロワ男爵家のシャトーであります。
シャトー・フォルティア、シャトーヌフ・デュ・パープに行けば誰もが知っている有名な蔵なのですが我が国では殆ど知られていません。
このシャトーを築いたのはフランスの原産地統制呼称法を制定させた中心人物、ル・ロワ・ボワゾーマリー男爵であります。
詳しくはこちら
をご覧下さい.
シャトーでは2種類の赤と1種類の白のシャトーヌフ・デュ・パープそして Vin de Table Rouge - Le Bernard-le-Saint を造っており、このレゼルヴは2006年がファースト・ヴィンテージです。
ですが生産者のサイト
を見ると全く触れられていません。
こんな時頼りになるのは南ローヌ専門サイトのこちら
。
2種類の赤は Chateauneuf du Pape Cuvée Tradition と Chateauneuf du Pape Cuvée du Baron でそれぞれのセパージュまで表にしてあります。
セラーマスターとオーナーの写真までありますので実に分かりやすいです。恐らく生産者オリジナルのサイトよりこちらの方が親切だと思うのですが如何でしょうか?
さて開けてみましょう。
キャップシールからして貫禄があります。
コルクは長さ49.5ミリと長くシャトーのイラストが描かれていて一風変わっています。
コルクはいつものようにスクリュープルのレバーモデルで開けるのですがコルクの欠片がワインに入ることなどはありません。
コルクを引き抜いた途端に香るのはグルナッシュのアロマ。
このワインは生産者が造る他の2つの赤よりシラーの割合が多いとのことですがちょっと信じ難いですね。
色は若干透明度に欠けるダークレッドでかなり濃度が高いみたい。
口に含むとやはり果実味濃厚、濃い味のお料理にしか合わないように思います。
今日の晩ご飯は頂き物の餃子、賞味期限が短いチルドなので早く食べなければなりません。
チルドの餃子は鉄鍋で焼くと美味しく食べることが出来ます。
私はアメリカ製の鋳鉄のフライパン(シーズニング済み)にオリーヴオイルを振り餃子を並べて焼き色を付け、水を加えて蓋をして蒸し焼きにします。蓋よりも少し小さめの皿を被せて鍋を逆さまにするとフライ返しなど必要ありません。
餃子の説明書には化学調味料の記載はありませんがかなり濃い味なので間違いなく添加はあるはず。
ところがワインと合わせてみたら、何とピッタリ!
ちょっと贅沢な取り合わせかも知れませんがチルドの餃子にシャトーヌフ・デュ・パープの若い赤^^ 意外に良く合うのでお薦めです。