ワインの裏側表側 去年の私房菜K飯店にて飲んだワインです。写真だけ撮ってアップするのを忘れておりました。

実は今年初の丸安へ行ってきたのですが、カメラが行方不明につきご報告が遅れてしまいます。内容的には実に満足な河豚料理だったことだけ申し上げておきます。

このクロ・サン・チューンですが世界的にその名が広まったのは今から約15年前のことであり、それまでは「美味しいのに売れないワイン」だったのです。

社長のユベールは「目標は50ドルで売れること」と云ってたのは昔のお話ですが、1981年ヴィンテージを日本で売り出したのが確か8,000円のはずですから(当時はCIF価格の50%という悪税が課せられていました)1985年当時の蔵出し価格はFF60前後だったと推定します。


日本円に換算すると約1,500円、50ドルには遠く及びません。

その当時このワインは豪華客船のワインリストに載ってました。


船の名前は覚えておりませんが最上客層の使用するレストランで確か日本円換算すると5,000円未満だったので思わず注文してしまいました。


ヴィンテージは1979年、記憶に残る1本だったことは間違いありません。

2005年の8月にこちら で書いてますが「有名になってから飲むのは(お金はかかりますけど)簡単なことですが、有名になる前に如何に旨い物を知るというのは難しいことなのです」

補足しますと「有名になってしまったワインは実にお高い。ですが有名になる前も、なった後も味は同じなのです」

さらに申し上げたいのは「有名になるとワインは甘くなる」。

このクロサンチューンも同じであります。その典型的な例が1989年のこのワイン。

ロワールの辛口で昔から著名な「クーレ・ド・セラン」ですが、これまた同じでビオディナミ騒ぎから一躍世界的名声を得たとたん造り始めたのがクーレ・ド・セランの甘口。

そういえばピンドンも甘いですね。