Mas des Chimères Oeillade 2005 Vin de Pays des Coteaux du Salagou Guilhem Dardé
ワインの裏側表側 マス・デ・シメールのエヤード、ヴィンテージは2005年。

南仏はラングドックの生産者ワイナリーの名前がマス・デ・シメール、ワインはヴァン・ド・ペイのコトー・デュ・サラグーでサンソー100%で造られたのがこのエヤードです。

オッと同じワインを今年の8月にご紹介していました。こちら に詳しく書いてありますのでご覧頂ければ有り難いと思います。

その時、最後の一本と申し上げたのですがセラーの違う段にまだ1本残っていました。

実は産婦人科のE先生から牡丹鍋のセットを頂戴したので合いそうなワインを探していたら、やっと見付かったのがこのワイン。セラーの整理など殆どやったことがないので、何処に何をしまい込んだか全く見当が付きません。昔飲んだはずのムートンのシャガールなどまた出てきましたが・・・

さて昔はラングドック・ルーシヨン地方と云われていたのですが、現在はラングドック地方とルーシヨン地方に分離してあるのをご存知でしょうか。

現在は殆どの部分はラングドック地方に属し、南のペルピニャンを中心にルーシヨン地方が独立しているのです。

ワインのアペラシオンで申し上げるとルーシヨンに属する辛口ワインはこちら  

:: Côtes du Roussillon
:: Côtes du Roussillon Villages
:: Côtes du Roussillon Les Aspres
:: Collioure

同じくルーションに属する天然甘口ワインはこちら

:: Rivesaltes
:: Muscat de Rivesaltes
:: Banyuls & Banyuls Grand Cru
:: Maury

であります。

あれ、聞いたことのない名前が追加されているのですね^^ 昔の教科書なら赤字のアペラシオンはないはずです。


で、調べてみると・・・

上記はルーシヨンのサイト からコピーしたのですが、INAOの見解は違うのです。

こちら をご覧下さい。


AOC Côtes du Roussillon とAOC Côtes du Roussillon Les Aspres の範囲を示す地図はこちら をご覧になるとお分かり頂けるはずです。

INAOでは Côtes du Roussillon Les Aspres を Côtes du Roussillon の中の1つのデノミナシオンとしか捉えていません。従ってINAOによるルーシヨンの分類で辛口ワインのアペラシオンは

:: Côtes du Roussillon
:: Côtes du Roussillon Villages
:: Collioure

甘口ワインに関しては

:: Rivesaltes
:: Muscat de Rivesaltes
:: Banyuls
:: Banyuls Grand Cru
:: Maury
:: Grand Roussillon

ということになります。フランス国内でも意見が分かれているのですね。またバニュルスとバニュルス・グラン・クリュはそれぞれ独立したアペラシオンとして分けられています。


ところがINAOではラングドックとルーションの明確なる区別はしていないようです。新しくなったアペラシオン・ラングドックの原本 を見るとかなりの広範囲をカバーしていますね。ラングドック地方だけではなくルーシヨン地方も含まれています。従ってルーシヨン地方であってもAOCラングドックは組み入れなければなりません。  

地図 をご覧頂ければもっと分かり易いでしょう。

ルーシヨン辛口ワインのアペラシオンとしては「Languedoc」も追加しなければなりませんね。


ワインの裏側表側


さてワインですが、前回同様酒石の結晶がコルクに付着しています。ですが付着の量は前回の方が多かったみたいです。

色は澄み切った赤色(まだ紫色成分が残っています)で一切濁りはありません。

香りは南仏独特なのですがサンソーとはこんなに良い香りのする葡萄品種とは思いませんでした。

さて牡丹鍋ですが、鰹と昆布で出汁を取り付属の赤味噌を溶いて味見すると本場丹波の味が再現出来ました。 白菜、菊菜、笹掻き牛蒡、豆腐、湯葉、糸蒟蒻に下仁田葱と見事な猪肉を入れて煮立たせます。猪肉は白い脂身が結構あるのですが鍋で煮込むと意外と脂っぽくありません。仕上げにうどんを入れると味噌煮込みうどんに早変わり^^

ラングドックのサンソーと猪肉の相性はまことに申し分ありません。

ヴァン・ド・ペイ・デ・コトー・デュ・サラグーはサラグー湖という湖を中心とするヴァン・ド・ペイで根拠となる法律の原本はこちら をご覧下さい。