昔大阪を代表するフレンチと云われていたのはル・ランデブー、今は無きホテル・プラザのメイン・ダイニングでありました。
ル・ランデブー、当時はルイ・ウーティエ氏の指導の下シェフを務めていたのはステファン・ランボー氏であり彼は今母国フランスで料理人をされているはず。
またその下で働いていた料理人たちは箕面や福島など各地で独立されましたが、その中の一人がル・ジャルダンの遠藤氏であります。
どういう訳か余りマスコミでは取り上げられませんが、素材の吟味と調理技術はとてもハイレベルであり、特に野菜の使い方がお上手で夏場のガスパッチョは外せないところであります。
お店は西区の新町で地下鉄四ツ橋駅からだと徒歩2分、心斎橋駅からでも5分位の便利な場所にあります。ただ四つ橋筋から少し西へ入ったところなので分かり難いと云えばそうかも知れません。
店内は明るく清潔で、全席禁煙になったのも有り難いと思います。
人それぞれ好みは色々ですが私は食事中にタバコを吸う人と同席するのはゴメンであります。それはフレンチやイタリアン、もちろん日本料理においても同じであり寿司をつまむのも蕎麦をすするときも同じです。
また注ぐ量を気にしながらワインを飲むのも性に合いません、従ってワインはお代わり自由に楽しみたいと考えます。
ワイン会というとワインの勉強会と勘違いされることがありますが、ワイン大学はもともと「ワイン大楽」と書いて発足した、文字通りワインを大いに楽しむ会でありワインの講釈を垂れるオタクの集まりではございません。
美味しいお料理と美味しいワインが揃えば自然と会話も弾みます。そんな集まりが「ワイン大学」なのです。
先ずは前菜の一品「アワビのガスパッチョ仕立て バジル風味」ですがとにかくきめ細かいガスパッチョに生の鮑がまたよく合うこと! スライスした鮑は新鮮でコリコリした食感が素晴らしく、肝はしっかり火が通っており、またガスパッチョの中にも刻んだ生鮑が入っています。このスープを味わうために店に通いたくなるのは私だけではないはずです。
次は「皮を炙った鮎と水ナスのサラダ仕立て」、このお料理に使われている水茄子はフルーツ・トマトではありませんが「フルーツ・水茄子」と呼んでみたくなる程甘さを持っており、添え物の茗荷がアクセントになっています。他に白い玉蜀黍も入っており鮎よりも水茄子の方に重点が置かれているみたいです。
前菜はまだ続き「フォアグラのソテー 焼き万願寺唐辛子添え」の登場です。クードポールの田中さんところでも使われている最高級の鴨のフォワグラに赤と青の万願寺唐辛子の組み合わせ。とりわけソースが恐ろしい旨さです。
本日の鮮魚は真魚鰹(マナガツオ)、添えられる野菜の煮込みが秀逸です。もちろん魚自体もとても美味しく、ソースもまた然りです。
メインは「仔鴨胸肉のロティー ハチミツと黒胡椒風味」、赤ワインとの相性は最高!
デセールは無花果のコンポート、最後まで手抜きは一切ありません。以上写真は約10年ぶりにご参加頂いたM氏に撮って頂きました。
ワインはご覧の通り、私のボロイ携帯電話で撮影したもの。