ワインの裏側表側 ドメーヌ・パランのラドワ2003年です。ワイン会のあと griotte 先生 がお薦めされていた北新地のワインバー「アマローネ」に向かいました。


ところでこの名称「アマローネ」ですがこちら をご覧下さい。この名称のワイン、今とにかく大受けとのこと。アマローネと聞けば我々は「甘そーな」ワインを想像してしまいますが実際辛口ではない場合が多いみたいです。


さてワインセラーの会社が立ち上げているこのサイトですけど、記事を読んでいると「おやっ?」と思うようなことが書いてあります。例えばごく最近の記事をご覧下さい。

こちら の記事を読んで葡萄品種名に違和感を覚えられた方はかなりのワイン通と申し上げても良いと思います。


まずはタイトル「ついに判明、豪アルバリーニョはサヴァラン」にはご覧の通り葡萄品種名は「アルバーニョ」→「サヴァラン」と書いてありますが、記事を読み進めると「結論をいえば、やはり、アルバーニョとして栽培されてきた品種はサヴァラン・ブラン種だった」と「リ」が「ニ」に転じてしまってます。


もちろん「アルバリーニョ」が正しいのですが詳しくはこちら のスペインワインのHPをご覧下さい。


また以前にも指摘したのですがフランスのジュラ原産に「サヴァラン」ってな品種は存在しません。INAOのHPからこちら コート・ド・ジュラの白ワイン、葡萄品種は次の通りです。

コピーさせて頂くと


cépages blancs : chardonnay (appelé localement melon d'Arbois ou gamay blanc), savagnin (appelé localement naturé).


即ち葡萄品種はシャルドネと「サヴァニャン」であり「サヴァラン」ではありません。


ジュラには他にアルボワとかシャトー・シャロンなどのアペラシオンが存在しますがいずれも葡萄品種は「サヴァニャン」その他であり、決して「サヴァラン」なる品種は使いません。


日本のワインに関するサイトが信用できない理由がお分かり頂けますでしょうか。


例によって前置きが長くなりましたが、実はこのワイン「グラスの赤で何でもいいからブルゴーニュを・・・」と申し上げたら、噂の美人ソムリエールさんが用意してくれました。


別にプレッシャーをかけた訳でもないのですが新しいボトルを抜栓して頂けるとはラッキーであります。


ラベルにはご覧の通りアペラシオンに「コート・ド・ボーヌ」の表示まで付いています。これはINAOの規定に則った表示で「AC Ladoix」もしくは「AC Ladoix Côte de Beaune」のどちらを名乗っても良いことになっています。


詳しくはこちら をご覧下さい。アペラシオンの原本はこちら です。昔は「ラドワ」なんて知らない人が多かったので「コート・ド・ボーヌ・ヴィラージュ」 として表示した方が売り易かったのでしょう。

アペラシオン名称のあとに「コート・ド・ボーヌ」をプラスする「AC Ladoix Côte de Beaune」の表示は昔の名残と考えられます。


ただしコート・ド・ボーヌ・ヴィラージュは赤ワインですから「ラドワ+コート・ド・ボーヌ」は赤ワインしか名乗れません。


従って当然のことですが白ワインに「Ladoix Côte de Beaune」は使うことが出来ないのです。


ラドワを名乗れるコミューンは「Ladoix-Serrigny 21550」 だけです。ご存じの通りコルトン絡みの特級畑を多く含むコミューンなのですが「Aloxe-Corton」だけが有名でペルナン・ヴェルジュレス同様このコミューン自体はあまり知られた存在ではありません。


長ったらしい説明はともかく、このワイン色は綺麗ですし香りはベリー系で心地よい!


2003年ですが焼けたような感じはあまりありませんし、ちょうど飲み頃を迎えたようで美味しい。


エポワスとの相性も抜群です。


「アマローネ」、北新地には様々なワインバーがありますけど、フード・サービスの両面で優れていておまけにお値段はリーズナブルというのは、私にとって大変有り難い存在であります。


WINE BAR Amarone  


営業時間 18:00~翌2:00(土曜日 24:00)
定休日 日曜・祝日

〒530-0003 大阪市北区堂島1-3-20
阪口ビルB1F 入り口はこちら
TEL 06-6345-1237