関西で本格派の海鮮中国料理と云えばこの店の他には考えられません。海老蟹から帆立牡蠣さらには鮮魚まで生きたモノしか使われません。生臭さなどとは全く無縁のお店であります。
そして親しくなれば特別にメニューに載っていないものまで提供して頂けます。あちこち食べ歩くのも結構なことですが、そんなにたくさんホンマモンノ旨いモノを供するお店があるとは考えません。
実際に香港中の有名レストランを食べ歩いて参りましたが、リピートして訪れたいお店はそんなに多くはありませんでした。通い詰めればお店もそれなりに対応してくれるのは洋の東西を問わないところであります。もちろんそれは人により嗜好が違うわけですから同じお店が万人に受け入れられるとは全く思いません。
私の場合は先ず材料が新鮮なこと、その素材を生かした調理が行われること、そして味付けが濃すぎないことなどがお店選びのポイントであります。またお店が清潔でなければならないことは云うまでもありません。
まずは皮蛋、いつもお願いするおつまみの一つ。ねっとりとした食感で刻み生姜と共に頂きます。
スープは上海蟹の身と内子の入ったフカヒレスープ、フカヒレは尾びれで繊維の太いもの。いつも申し上げますが姿形の三日月型フカヒレ、香港では「日式」と呼ばれ掃除していない不純物だらけのフカヒレであり美食好みの人が進んで食べるものではありません。誰が言い始めたのか知りませんが、こんなものを美味しいと雑誌に書く輩に追随するグルメ・グルマン族を私は信用しません。フカヒレとはその繊維だけを食するもので食感が何より重要であります。味は殆ど無いのがこの食材、上湯(シャンタン)が別添えで金華ハムやもやし、そして赤い酢が添えられるものこそ本場での味わい方であります。
シラサエビのボイル、生きたまま高温でボイルされ熱々を香草入りの醤油ベースのタレを付けて頂きます。
鱈白子の麻婆豆腐風。
殻付き牡蠣の麒麟風蒸し物。香菜が効いて旨い。
珍しい鮑と干し海鼠の煮込み。
メインは何と1.5キロもある大きなアコウ、もちろん生きてまっせー^^!
調理されたらこの通り、あまりにもでかいのでお皿からはみ出しています。
スペアリブ黒豆煮込みと蓮の実の炊き込み御飯。先ほどのアコウのタレをかけるとまた旨さが引き立ちます。
〆は香港焼きそば。
おかずに蒸し鶏の温かいもの。ザーツァイもあっさりした味付けで美味。
定期的に訪れたいお店であります。
中国料理麒麟
神戸市東灘区本庄町3-6-12
電話 078-412-1812 (営業ピークの時間帯の電話はご遠慮下さい)
毎週水曜日と第1第3火曜日がお休みですが月により変更があります。要予約。