ワインの裏側表側 拙ブログ でこの生産者の別のワインを「これはしつこいワイン」と酷評してしまいましたがもう一種類残っておりました。


ボトルはブルゴーニュタイプで縦長のピー・ドット・エフが目立つエチケットのこのワイン、生産者ではかなりハイクラスのワインのようです。


DOマンチュエラについては先ほどのページからリンクしていますのでご覧下さい。


「P.F」はスペインでは(言語により違うでしょうけど)「ペー・エフェ」と読むそうで何のことかと思ったら輸入元の説明の中に「フィロキセラに耐えた畑ピエ・フランコ(P.F.)のフィネス」という一文を見つけました。「畑の名前」の頭文字な訳ですね。


輸入元の説明では次の通り


2007ヴィンテージは良いヴィンテージでしか得られない酸とアルコール分のバランスの良さにより、エレガントで洗練された香りが素晴らしいと同時に、この畑の特徴でもある甘美なタンニンを持ち合わせている。


スペイン・マンチュエラD.O.
ブドウ品種 : ボバル100%
樹 齢 : 60~75年
土 壌 : 砂が混じった粘土質
栽培面積 : 2.3ha
収 量 : 14hl/ha
年間生産量 : 4,160本
醗酵 : オーク樽(5,000L)  
熟成 : オーク樽熟成10ヶ月 (300L、400L、新樽は使用せず)


生産者についての説明は


生産者:フアン・アントニオ・ポンセ


 実家は代々ブドウ栽培を営む。
まだ27歳の若さながら、あのテルモ・ロドリゲスの右腕として6年に渡り13地域に及ぶワインの栽培から瓶詰めまでの責任者を務めた実力派。


 2005年に独立、ブドウ栽培の師と仰ぐ父とともにワイナリーを立ち上げる。
 マンチュエラという土地を愛しそこに根付いたボバルという品種を知り尽くしているからこそ、テロワールを尊重したワイン造りに情熱を傾ける。


とのことであります。



ワインの裏側表側
開けてみましょう。


キャップシールは錫箔、コルクは前と同じで穴ぼこの多い長さ50ミリの天然物。


よく見ると瓶口から20ミリは細く、それから先が膨らんでおり漏れはその辺りまで浸透しています


普通考えられるのは液体の温度上昇が相当期間続いたという結果でありましょう。


グラスに注ぐと前の2本と違いとても良い香りがします。


ボバルのアロマなのでしょうか、前のとは基本的に同じ品種のはずですがこちらは気品があり上質が香りだけで感じ取れます。色は赤紫ですが、ティッシュに触れると綺麗な紫色に染まります。


一口含むと先ずは濃厚な果実味、普通ではありません。


甘いですがこの甘さに例えば黒酢の酢豚などは合いそうです。


若干刺激的な酸はありますがしばらく寝かせていたせいでしょうか非常に安定してきており半年先あるいは一年先には大化けする可能性があります。


濃い味の好きな方には向いているワイン。


他と違いこれだけはお薦めできそうな感じであります。