ロワールはシノンの赤ワインです。先ずは輸入元の説明をご覧下さい。


まだ若干32歳の醸造家ベルトラン・スルデ氏。「ドメーヌ・ド・パリュ」は1883年創立のシノンにある彼の実家ですが、ボルドー大学で醸造を学んだ後、彼の経歴は多岐に及びます。


人間的に最も影響を受けたというプリオラートの『アルバロ・パラシオス』を始め、チリの『サンタ・リタ』、ボルドーでは『ムートン・ロートシルト』、『レオヴィル・ラスカーズ』等そうそうたる生産者の元で修行を積み、2000年、スペインの『ドミニオ・デ・アタウタ』(マドリットのワイン商ミゲル・サンチェス氏所有)で醸造家としてデビューしました。


故郷を想わせるアタウタの渓谷、フィロキセラを免れたテンプラニーリョの古木、大西洋気候とは異なる厳しい気候条件と高いポテンシャルを持つテロワールに魅せられチャレンジ精神を掻き立てられたといいますが、そのアタウタをわずか数年でトップ・ワイナリーへと導いた驚くべき実力の持ち主。

すでに銘醸リベラ・デル・ドゥエロでも屈指の生産者としての存在感を放っています。


そのベルトランの新たな挑戦が故郷のパリュ。シノンの象徴、カベルネ・フランを使い、徹底した区画管理のもとでロワールの繊細さとパリュのテロワールの持つ真の魅力を伝えています。

初ヴィンテージは2004年。

これから先がますます楽しみな注目の生産者です。


お分かり頂けたでしょうか?


要するにロワールのシノンで育ったベルトラン・スルデ氏がスペインをはじめ南米のチリ、ボルドーの高級ワイナリーで醸造の手伝いをして、またスペインに戻り醸造家としてデビューしたとのこと、まだお若い醸造家な訳です。


スペインで名を馳せたそうですが父親のワイナリーはシノン、かなり離れていますがその辺の説明も見ることにしましょう。


先ずはよくある有名ワインとの比較、プピーユの時も同じような謳い文句が全世界に発信されましたね。ご覧下さい!


2004年にシバリタス(ペニン誌)がパリで主催した、ホセ・ペニン氏とミシェル・ベタンヌ氏によるブラインド・テイスティング。両氏がそれぞれの国から最高だと思う10アイテム、計20のワインを試飲。こうした試飲は、しばしば驚くべき結果となるものですが、当時世間にほとんど知られていなかったベルトランのリベラ・デル・ドゥエロが『ベガ・シシリア ウニコ 1994』と同点、『シャトー・ラトゥール 2000』には僅差で勝つという衝撃的な結果となり、スペイン国外でも一挙に注目されることになりました。


これは新しいワインや生産者を売り込むときの常套手段であります。


また輸入元は La Revue du Vin de France の記事から引用して


「2004年に父親が引退を決めた為、シノンの実家のワイン造りにも着手し、クラヴァンのカーヴの工事を始め、コンクリートタンクや開閉式タンクなど設備投資をしました。また父とは異なるスタイルを実践し、パーセルごとに醸造するなど改良を続けている」


と持ち上げています。


これでやっとこのワインの説明に近付きましたね。 付け加えますが輸入元のコメントとデータです。


美しい果実味と飲み応えのあるシノン。カシス、ブルーベリー、ビターチョコ、カラメルなどを想わせる芳醇な香り、それらをきれいに包む絶妙の樽感、滑らかでフィネスあるのど越しと、果実味を残す長い余韻が楽しめます。


シノン A.O.C.

ブドウ品種 : カベルネ・フラン 100%

樹齢 : 平均35年

土壌 : 粘土石灰質

栽培面積 : 18ha

収量 : 31hl/ha

年間生産量: 34,000本   

※ ドメーヌの総生産量は75,000本。うち約20,000本は父親のキュヴェとして、残りは瓶詰めせずネゴシアンに販売している。  熟成 : オーク樽熟成 18ヶ月 (新樽比率 7%)  ※ オーブリオンの2年樽、3年樽を使用。


殺し文句が出ましたね! 「オーブリオンの樽を使っている・・・・」とか聞けば素人はイチコロです。


でも樽をボルドーからロワールまで運ぶのは大変です。


その間の管理とか手入れが行き届いていないと古樽の悪いところが出てしまいます。


ボルドーでもシャトー・ラトゥールの2年落ちの樽を使っているとかよく聞きますが、有名シャトーの樽を使ったところで美味しいワインになる可能性は殆どありません。有名シャトーのセラーマスターが来て造ってくれるなら可能性は高いかも知れませんがね。