このワイン買ってすぐブログに書いたものの開けずじまいで今日に至りました。
ブログに書いているうち飲む気が遠のいてしまったからに他なりませんが、今までにそんなワインが結構あったかも知れません。
ワインについて以前調べたことはこちら をご覧下さい。
飲む気力が萎えた理由はグラン・クリュなのに「機械摘み」ということ。
機械摘みによる葡萄の収穫はアブラ虫やカタツムリの類も全て一緒になってしまうため余程の選果をしない限り雑味の原因となります。
以前にも申し上げましたがブルゴーニュの特級畑でマシーンによる収穫などかつて私は見たことがありません。
この生産者はどうして葡萄の摘み取りを大事に考えないのか不思議であります。
経費節減のためでしょうか?
ところがご覧下さい、この長ったらしいコルク、何と全長54ミリはあります。
印字もビッシリ! ワイン名、グラン・クリュ・ド・ブルゴーニュ、生産者の名前、その所在地、ドメーヌ元詰め表示、そしてヴィンテージと。
短すぎるのは頂けませんがこんなに長いコルクが果たして必要なのかどうか私は疑問に思います。
経費節減したいのならこんな無駄に長いコルクを使うべきでないのは明白であります。
で、肝心なところですがコルクは引き抜いてすぐそのワインに触れた部分の色にご注目頂きたいのです。赤黒く染まっている物や紫に染まる物、殆ど色が付着しない物などヴィンテージ、保管期間の差でいろいろですが私の経験上「グレーがかったワイン色に染まる物は大体外れ」と申し上げます。
これは定説になるかも知れません。
コルトンは私の好きなワインの1つで一番数多く飲んでいるのは「Corton-Pouget」生産者はドメーヌ・デ・ゼリティエ・ルイ・ジャドー、昔はルイ・ラトゥールのクロ・ド・ラ・ヴィーニュ・オー・サンやコルトン・グランセイもいろんなヴィンテージを飲みました。ドメーヌ・トロ・ボーのコルトン・コンブも数え切れない程飲んだので(特に印象的なのは1990年物)コルトンの赤ワインの味は舌にこびり付いております。
で、このワイン開けても何の香りも出てきません。
グラスに注ぐと色だけは濃いめ、しかし優れたワインの持つ艶や輝きはありません。グラスを廻すとやっと香りが出てきましたが「これがコルトン?」と首を傾げたくなる匂いであります。
一言で申し上げると品のない匂い、ラドワのコミューンACでももう少し華やいだコルトン独特の香りがあって当然ですがグラン・クリュのワインなのに安っぽい匂いに驚きです。
で、味わいは正直申し上げて一瞬ローヌと疑うしつこさ、単に濃いだけで雑味が舌に残ります。
結論を申し上げるとアペラシオンの特徴が全く感じられない凡庸なワイン。
味の濃いのは濃縮果汁か? 色にも香りにもくすんだところがありワイン造りも全く凡庸と考えます。これから先保存して良くなる可能性は殆ど無いでしょう。