「マランジュ」って場所がすぐ想像できるのは比較的若い世代の人でしょう。私が若い頃はこの名称のアペラシオンは存在しませんでした。(AOC Cheilly-lès-Maranges, AOC Dezize-lès-Maranges, AOC Sampigny-lès-Maranges の3つのアペラシオンが1970年に制定されましたがワインにその名前が使われることはあまり無く AOC Côtes de Beaune Villages で販売されることが多かったはず)
場所は誰もがご存知のChassagne-Montrachetから南へ、サントネイの南に隣接するのがこのマランジュで3つのコミューンの集まりで1つのアペラシオンを形成しています。
INAOのHPで「maranges」をアペラシオン検索すると
--MARANGES
--MARANGES
--MARANGES PREMIER CRU
--MARANGES PREMIER CRU CLOS DE LA BOUTIERE
--MARANGES PREMIER CRU CLOS DE LA FUSSIERE
--MARANGES PREMIER CRU LA FUSSIERE
--MARANGES PREMIER CRU LE CLOS DES LOYERES
--MARANGES PREMIER CRU LE CLOS DES ROIS
--MARANGES PREMIER CRU LE CROIX MOINES
--MARANGES PREMIER CRU LES CLOS ROUSSOTS
マランジュ、その第1級、そして畑の名前付きの第1級などいろいろ登場します。
それぞれクリックすると赤白と分かれますが例えば普通の「MARANGES」をクリックして赤の方を選択するとこちら が開きます。
コミューンはCheilly-lès-Maranges, Dezize-lès-Maranges, Sampigny-lès-Maranges の3つで読みにくいですが日本語表記すると「シュイィ・レ・マランジュ」「ドゥズィズ・レ・マランジュ」「サンピニー・レ・マランジュ」でしょうか、葡萄品種は白がシャルドネ、赤はピノ・ノワール(厳密に申し上げると pinot fin noir dit "noirien", pinot beurot, pinot liébault)であります。
アペラシオンの詳細については日本語で書かれたこちら をご覧下さい。掻い摘んで申し上げると元々はコート・ド・ボーヌ・ヴィラージュに属する上記の3つのコミューンが1つのアペラシオンとして独立した訳でその制定は1989年5月23日とのことであります。
さて肝心のワインですがヴィンテージは2002年、あまり感心しない生産者ですがここのワインは結構長持ちするのでひょっとすればうまく熟成している可能性があります。
早速開けてみましょう。
キャップシールはツーピースのアルミ製トップに孔は4つとここは全て同じみたいです。
コルクは長さ45ミリの天然物で液体に触れた部分だけが染まっており保管状況はコルクの形から見ても完璧であります。
コルクを引き抜いた瞬間に感じるのは南の香り、即ちシャサーニュやサントネイに特有のピノのブーケで同じボーヌ系列のワインの例えばポマールなどとは違います。
これを言葉で説明は無理でしょう。
色は若干ブラウン傾向にありますがまだまだしっかりとした赤味成分が顕著で問題ありません。
口に含むとかなりのパワーを感じます、厚みというか味の密度が高いと申し上げたらよいのでしょうか、かなり濃厚なワインでありまだまだ熟成の余地が残されています。
特筆すべきはその価格で、箕面の輸入元直売店に行けば税別何と¥1,750 という驚異的な安さであります。
お隣のサントネイなど安くても¥3,500 位はするはずですから1本の予算で2本買える計算になります。
状態は申し分ありませんからアペラシオンの違いを学ぶためならお安い買い物と考えます。
ちなみに直売店は輸入元ボニリ・ジャパンの小売部「ミルコート」で箕面市坊島 4-10-2 電話 072-725-1980
場所は新御堂筋を北へ、国道171号線を超え一つ目信号機を超えてすぐ左側、新御堂筋沿いの西側にあり便利です。店頭に駐車場があります。定休日は普通毎週月曜日ですが年末は変わる場合があります。