看板のない店、一見さんお断りの店など京都は祇園などに行けば沢山ありますがここ大阪は梅田にあって会員制 とはまことに不思議な存在であります。

詳しくは拙ブログ「ワインとピアノの部屋」に書きましたが入り口は狭く、中に入ったところで暗証番号付きのインターホンがあり間違ったら扉が開かない構造なので一見さんの入店は先ず無理。

演出は大変素晴らしいと思います。先ずは肉の盛り付け、肉質の説明は付箋に記してありそれが紙ではないのが高級感があるのです。銀皿に肉だけ並べただけではお金は取れません。

成功の秘訣は盛り付けと付箋でしょうか。そういえば祇園の「○山」も八寸盛りにこの付箋を沢山付けてましたよね。


食べられない物に金をかけるのが素人を喜ばせる秘訣なのでしょう。




こちらがメインのステーキ「銘柄和牛 おやじの選んだ特選品」ですがここにも付箋が付いてます。菊花もポイントなのでしょうか? 肉質をご覧下さい、「マルシン」ですが非常に細かいサシが入っており等級で申し上げると4番か5番に間違いないでしょう。

モモ肉と云えどもイチボやヒウチ、このマルシンなど焼き方さえ上手ならば最高に楽しめる部位であります。

フィレ(テンダーロイン、大阪ではヘレ)は内臓に近く、内臓臭が気になる神経質な人には美味しく感じません。単に柔らかいだけです。サーロインは例えば5番ともなると半分以上は脂なのでそんなに沢山食べることが出来ません。逆に申し上げるとサーロインなど3番クラスの方が美味しいと感じる人が多いはず。年齢と共に脂の強い肉は敬遠するようになると私は思います。


で、これがそのマルシンの炭火焼き。お店のお薦めは特製泡醤油につけてと云うことですが、そんな必要は全くありません。何も付けないで、または山葵だけちょっと付けて口に入れると肉本来の旨味というか甘みが強く感じられます。かなり熟成に時間をかけているようでちょうど食べ頃を迎えており、メインが良ければ全て良しと云うことで繁盛しているのでしょうね。ですがこのメインだけはベテランの男性が焼いてくれます。マルシンと云ってもモモ肉ですから焼きすぎても生焼けでもそんなに感動するものではありません。絶妙の焼き加減こそ重要であり、これを客にさせないのが大きなポイントであります。