日本人には大変発音しにくいRで始まる「Rully」、フランス人が発音すると我々極東アジア人には「フュイイ」に聞こえてしまいます。
絶対に「リュリー」などとは聞こえません。
まあ日本語表記はどうでも良いとしてこの RULLY は今まで取り上げてなかったみたいですので、INAOのHPで調べてみましょう。
アペラシオンの検索でrullyと入力すると「Rully」、「Rully Premier Cru 」そして「畑名付きのRully Premier Cru」が23も登場します。
RULLYには赤と白ワインだけでロゼは存在しません。
許容されるコミューンは二つだけで一つはレストラン・ラムロワーズのあるChagny(シャニー)とRully で、2005年の統計によると栽培面積は347ヘクタール、生産量は17,666ヘクトリットルとのことです。
詳細情報にはプルミエ・クリュの畑の名前が入った地図もありますのでこちら をご覧下さい。
アペラシオンの原本はこちら をご覧下さい。
Article 2のこちらをご覧下さい。コピーしますと
Les vins ayant droit à l'appellation contrôlée « Rully » devront provenir des cépages suivants, à l'exclusion de tous autres :
Pour les vins rouges : Pinot noirien, Liébault, Beurot.
Pour les vins blancs : Pinot Chardonnay.
白の葡萄品種にご注目!「Pinot Chardonnay」になってますよね。
法律制定された頃はピノとシャルドネの起源は同じとされていたからでしょう、ピノの種類の一つとして分類されていた証左であります。
さて昔のワイン関連の書物を開いてみましょう。
「Guide Dussert-Gerber des Vins de France 1988」を見ると載ってました。
ですが何と「Domaine Minot」として堂々と載せてあります。
Minoなら日本のテレビでお馴染みですが^^!
ニノとミノの違い、日本では考えられませんけど欧米ではNとMはよく間違えるのですかね?
先代というかつい最近まではDomaine Pierre-Marrie Ninot となっていたようです。
こちらのHP を見たら創業は1313年とのこと、かなり歴史あるドメーヌみたいですね。ちょうど同じワインのコメントも出てますのでご覧下さい。価格はUS$25となっています。
ところが輸入元は違った見解のようです。
コピーしますと
その起源を1376年にまで遡ることができる古い歴史を持つワイナリー。現当主エレル・ニノ氏の曽祖父である初代ルイ・リゴー氏がフィロキセラの後に植樹し、祖父のルネ・ニノ氏が1940年代頃よりドメーヌを発展させました。ルネ氏はリュリーのアペラシオン組合の組合長を1952年から1966年まで務め、1955年には彼のワインがタストヴァンにリュリーで初めて選ばれ、リュリーというアペラシオンを世間に知らしめたという歴史も持ちます。彼はまたシュヴァリエ・デュ・タストヴァンでもありました。現当主エレル氏が父のピエール・マリー・ニノ氏からワイナリーを引き継いだのは2003年。娘が継いだ後も父は娘とともにワイナリーでの仕事を続けています。彼女のもつ畑の3分の1はプルミエ・クリュで、農法はリュット・レゾネ。彼女は自身のワインづくりを『ブルゴーニュの伝統と最新の醸造学との融合(マリアージュ)』と表現しています。
とりあえず開けてみましょう。
キャップシールはアルミのツーピース構造トップの孔は無し。
コルクは天然物の45ミリ悪くはないけど別に普通の物。
グラスに注ぐと妙な泡立ちはなく素直、色は彩度の低いライムイエロー、香りは強くありません。ほんのり漂うのは柑橘系の一種高知の小夏に近い感じ。
一口含むと久し振りの極辛口、辛口好みの私には何よりも頼もしい味方が現れた感じです。
ミネラルも豊富で単に辛いだけのワインではありません。まだ香りが閉じているのでしばらく経ってから飲み始めたらよいと思います。
剣先烏賊とセロリの墨煮、その煮汁でスパゲティを作りましたが我ながら良くできたと・・・。