ラベルには面白い表現がありますが協同組合ラ・シャブリジェンヌの最もお安いワイン、プティ・シャブリの2006年、どんなものか早速開けてみたいと思います。
しかしその前にネットでどんなことが書いてあるか調べてみると随分酷いモノばかりが目立ちます。「昔はシャブリ地区以外だった・・・」とか「プチ・シャブリというのもわかりにくい存在だ。<中略>その松林を抜けたところにさらにブドウ畑が広がっていた。林に囲まれて、風は吹かず、日当たりも恵まれていない平地だ。そこがプチ・シャブリだった」などプティ・シャブリの畑が何処であるか知らない人が多いことに驚きます。
シャブリ、シャブリ・プルミエ・クリュ、シャブリ・グラン・クリュ、そしてこのプティ・シャブリの畑はお互い隣り合わせであったり、かなり入り組んでいる現状をご覧下さい。
尚生産者のHPはこちら をどうぞ。
こちらがシャブリの全図 であります。グラン・クリュのすぐ北側に隣接する畑もプティ・シャブリ、シャブリの各コミューンの殆どにプティ・シャブリは点在することを認識して頂きたいと思います。
ではどうしてこんな風に線引きされているのでしょうか? それは微妙に違う石灰岩質の含有量と考えて頂ければご理解しやすいかと思います(異論はあると思いますが)。
この地で植えられるボーノワという葡萄品種(シャルドネ種を現地ではこう呼びます)は石灰岩質土壌を好むわけで、その比率の高いキンメリジャン土壌がグラン・クリュに、以下石灰岩質の含有量にてプルミエ・クリュ、並シャブリ、そしてプティ・シャブリ(ポルトランディアン土壌という土質)と色分けしてあるわけです。もちろん土質以外に畑の向きとか日当たり条件などいろいろ考慮しての区分だとは思いますけど。
シャブリのグランクリュの地図も生産者のHPにあります。こちら をご覧下さい!
キャップシールはラベルとお揃いのグリーン色、ビニルコーティング・アルミ製のツーピース構造でトップには二つの孔があります。コルクは残念ながら天然物の安物で長さ45ミリ、せめてブショネの心配のない物を使って頂きたい。
しかし抜栓すると漂ってくるのは、例の洋梨のような芳香。
グラスに注ぐと最初は少々泡立つものの、色は水みたいな薄いものではなく結構彩度の高い黄緑色を呈しています。
口に含むと普通のシャブリと変わらない位ミネラルを感じ、味の密度もかなり高い目。
これはヘタなACシャブリより旨いではないか!
ユーロ高の現在、品質の高いワインであれば少しでも安い方が魅力的であります。
私が輸入するなら価格次第では大量に買いたいワインの一つであります。
プティ・シャブリを誤解している人に是非飲んで頂きたいワイン。
地元新鮮なオクラともやし、そしてベーコンの炒め物・味噌醤油味、ローストビーフサンド、蒸し鶏などと合わせましたが十分楽しめました。